Vogueから感じる未来
雑誌のVogueを読む時間が好きだ。いつも新しい表現があり、ハッとさせられ、自分の固定観念を覆してくれる。
華やかなファッションの世界は一見、自分とは無関係のように思える。でもVogueの中にはものすごくリアルなドキュメンタリーが散らばっていて「インクルーシブ」な世界が全面にでている。様々なバックグラウンド、ジェンダー、個性が尊重されていて、読んでいて自分がニュートラルな感覚を得ていく体験にとても癒される。
Vogueとは別に最近「2SLGBTQ+members」という単語に出会った。LGBTというマイノリティを指していた単語ももうここまで多様になってきたようだ。
自分はこういう言葉が生まれる前に生まれ、自分のジェンダーに何も疑問を持たずに、学生生活を過ごし、社会人となった。もしかしたらそれは便利だった一方で、自分の個性や感情と向き合ってこなかった部分があったのかもしれない。ある固定された情報の中で自分の態度を決めてきてしまったのかもしれないなんて考える。
Vogueを読んで感じることは、2SLGBTQ+membersという言葉を使わなくてもひとりひとりの「個性」を受け入れて生きていける未来がもうそこまできているんじゃないかってことだ。
そのためにみんな戦っている。不快になったり、傷つきながら、自分にとって何が必要なのかを考えている。きっと今求められている幸せとは自分の心地いいところを探すことなんだろうなと思う。
Vogueでのジェーン・スーさんの言葉。
「生き方や考え方の正解のモデルがなくなってしまった現代、自分の幸せはこれだと決める力、胆力が必要。」
ポジティブでもネガティブでもない「胆力」。この言葉いいなぁと思った。
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