VRCスクール10-2の日記その4 授業7日目~授業8日目まで
↑これの続きです。
7日目
今日は「校外学習③」ということで、パーティクルライブを見に行くことに。
講師は、私にとっては先月のUniMagicでもお世話になったGlinT先生。
Joinした先はパーティクルライブ専用ワールドのようで、非常にシンプルな作りの場所。
こちらのアバターに着替えてねとやみてん先生から案内があったのでクローンします。
一気に皆透明アバターに。誰が誰だか分からなくなってしまった。
今日は入学式以来となる全クラス合同で行う授業で、他のクラスの様子も少し気になったり。
1組はクラス専用のグループバナーを皆頭の上に出しているようで、一体感があるなぁと。3組は2組みたいに比較的落ち着いたクラスのように見えた気がする。
他クラスにいる知り合いやフレンドさんと少しばかり話した後、2組の皆と合流してからは雑談をしながら授業開始まで待機。
ワールドの原点に立ってねー、と先生陣から案内があったものの具体的にどこに立てばよいか迷う生徒一同。
それを見て「(ワールドに設置されたギズモの)Z軸マイナス方向に立ってね」とイオ先生。じゃあこっちだねー、と理解できた何人かが他の生徒を誘導し始めましたが「VRChatterは何でこれで分かるんだ」とイオ先生からツッコミが入って笑った。
開始時間となり、講師を務めるGlinT先生が皆の前に立ちます。すると…
GlinT先生の合図とともに、解説画像がパッと表示されます。恐らくこれはアバターに仕込んでいたものでしょうか。
ピアノのBGMと既にキラキラと輝くパーティクルで既に期待感が爆上がり。
事前の確認事項は音声設定であったり、バナー非表示にしたほうが良いよとか。一通り説明が終わり、早速パーティクルライブスタート。
あ、どうでもいいけど解説画像が閉じる時に専用で鳴ってたBGMがスムーズにアウトロに遷移していて凄いなって思ったり。こういう細かい所の作り込みがこだわりというか、愛着を持って作品を制作してるんだろうなぁと。自分以外でも気付いた人がいると嬉しいな。
セットリストはGlinT先生がこれまで作ってきた作品を過去から順に、つまり発表順で見せていく方式のようです。
1曲目は記念すべき第一作として、「ペトリコール」。
パーティクルライブ作りを始めたきっかけは、GlinT先生の誕生日に来てくれた人達へ「逆プレゼント」をするためだったとか。自身のハレの舞台でバッとこういうのを出せるのって素敵だなと思ったり。
最初はモノトーンを基調として歌詞に関するオブジェクトがパッパッと出されていく感じです。一作目からかなり手が込んでますね…!
歌詞テキストも、様々なフォントを使ったり背景に合わせて色を使い分けたりと、工夫やこだわりが見えてくる構成だなと思ったり。
シンプルではありますが、何をどこに配置するのかといったところまでしっかりと計算尽くされていて、処女作からこれか…!と口が開きっぱなし。
Bメロ、サビに向けての部分でビルの隙間を抜けていくようなモーション。ダイナミックな動きが出てきます。
サビ。再び白黒を基調として落ち着いたかと思わせて、
一転して白反転。これ大好き。
大サビで再びビル群を抜けていくシーン。
待ってましたと言わんばかりのフルカラー!めちゃくちゃ気持ちいいですね。
ラスト。ひっそりとGlinT先生のアバターが映ります。
「パーティクルライブ」と聞いてパッと思い浮かぶイメージは人それぞれですが、私は星々のようなキラキラしたパーティクルがカラフルに輝くようなものをイメージします。そういう意味ではこちらの作品は、キラキラしたパーティクルこそ無いですが、歌詞のイメージ的に落ち着いてる感じでしっくりくるなと。こういうのもありだなと思えるような、初っ端から基底概念を覆されるような感覚がありました…!
何年前の作品かは分かりませんが、制作時期的にパーティクルライブの参考事例とかって今より少なかったのかなと想像してみたり。恐らくパーティクルライブ含め様々なMVやPVを参考にされてると思っていて、それらの基本的な部分、いわゆる型を守ってるのかなと。1作目としてしっかりと「基本に忠実」な作品なんだろうなと思いました。
というのも、先月受けたユニマジの講義でGlinT先生が言っていた言葉が印象的だったから。何かというと、ライティングの授業をやっていた際に「(ライティングの見せ方は)基本を守ること、守破離が大切。型から入らなければそれは『型なし』です」という事を言っていたのが印象的で、自身のパーティクルライブ制作にもその事がよく表れているのかなぁと思ったり。
続いて2つ目、「Conflict」です。
音ゲーマーなのでコンフリクトと聞いて真っ先に思い浮かぶのはshiromaruさんとcrankyさんの合作、ほぼほぼどの音ゲーにも入っていると噂の「Conflict」だけど、初っ端からボカロ曲だったんで多分そっち方面でそういう曲目があるのかなと思いながら待っていると…
出だし1秒くらいからHARMONIC SCHRANZ全開な音が流れ始める。
Conflictだこれー!
Conflictって言ったらこれこれ、極太ビーム撃つオブジェクトです。
もう脳内「ズォールヒ~~↑wwwwヴィヤーンタースwwwwwワース」で埋め尽くされる。
1つ目の作品から一転、視界ジャック的なグリッチエフェクトもパーティクルもバリバリな作品でした。見せ方は元となるBGA(MV)に忠実で、エフェクトやパーティクルの使い方の習作、みたいな位置付けでしょうか。
3つ目は再びボカロ曲より「幸福な死を」。
パーティクルとアバターによる振り付け、あとは歌詞テキストのみのシンプルな構成。
後から写真を見返してみて思ったのですが、パーティクルも基本的には1種類のみしか使ってないのかなと。それだけでもこんなに魅力的に見せられるんだなとただただ驚きです。
4つ目は「キロクノカケラ」です。後から知ったんですがこちらも音ゲー作家さんによる合作曲なんですね。
この後ろ姿は…舞夜ちゃん!
この辺の表現、パーティクルだけじゃなく「光の当たり方」もかなり計算されているなと写真を見返して思ったり。
ただただ発光させるだけだと全方位にボワッと広がると思ってるんですけど、こう横にシュッと伸びるような光の筋ってどうやって出してるんだろうか。
前の作品もそうでしたが、このあたりの作品から歌詞やオブジェクトに加えてそれ以上に「アバターの動きで見せる」ということが多くなってきているなと感じました。作品を重ねるごとにある種のGlinT先生らしさ、アイデンティティのような所が出てくるようになった、ということでしょうか。
舞夜ちゃんといえばAFKモーションで見せてくれるこの箒。小物の見せ方が上手いなと思ったり。
サビは一気にダイナミックな動きに。アバターも動くしパーティクルもてんこ盛りで綺麗。
最後はオブジェクトが粒子になって消えていくような演出。これめっちゃ好き。
続いて5つ目、こちらも自身の誕生日に合わせて制作されたという「7」。タイトルと同じく七作品目とのこと。原曲は梅とらさんによるボカロ曲です。
アバター(薄荷ちゃん)の振り付けがメインで、今まで比べると歌詞がずっと出続けない、パーティクルも控えめとシンプルではありますがそれによって薄荷ちゃんの動きに視線が行きやすいなと。
この薄荷ちゃん、めちゃめちゃカッコ良く動いてくれます。
事前にGlinT先生から「ここにViewPoint合わせておくといい事あるよ!」と言ってもらってたのですが、このシーン、顔の目の前まで近づいて手を振ってくれました。
危うく薄荷ちゃんに心を奪われかけた…!
このあたりからお腹いっぱい感で「すごいな」しか感想が思い浮かばなかったので残り2作品は割愛しますが、どれも素晴らしいクオリティのものでした。
記念撮影後、急遽アンコールとして校長の九重先生によるパーティクルライブも見せてもらいました。
うおー!めちゃくちゃ華やか!!
こうしてお二人の作品を比べてみると、一口にパーティクルライブと言っても色んな表現方法があるんだなと思ったり。
GlinT先生は歌詞の1つ1つを忠実に表現していくイメージでしょうか。一方で九重先生は、歌詞から発想を得つつも自分らしさを前面にアピールするような感じかなと。色使いについても、GlinT先生は原色をベースとされるように感じる一方で九重先生はパステルカラーをふんだんに使っているようなイメージがありました。みんなちがってみんないい、というやつですね。
ホームルームはクラスごとにインスタンスを分けて行うことに。
見知った顔のクラスメイトしかいない空間に戻ると、何だかんだ安心感がありますね。
この日の放課後は、まだまだパーティクルライブを見たい!という声があったので色んなワールドを巡っていきます。
みんなパーティクルライブでお腹いっぱいになりすぎたからか、続々と寝落ちする人が出てくる。
最後に訪れたワールドはついに6人くらいにまで減ってしまった。
みんな眠いしそろそろお開きにしましょう、ということでこの日は解散となった。
8日目
この日の授業は「クラス内交流③」。詳細はいつもどおり分からないけど、この日に限ってはすづけ先生が「内緒だよ!」とあえて強調していたので何が特別なことがあるのかなといつも以上にワクワクしていた。
Joinしてみるとそこは「VRCスクール視聴覚室」という名前のワールド。
視聴覚室というよりかは映画館というか、コンサートホールみたいな立派な感じ。
授業開始前、みんなのアバターに着けているネイルを比べ合っている様子。同じネイルを着けている人が居て、「どこのネイルサロン通ってるの?」みたいな会話があって面白いなと思ったり。
授業開始時間となり、前の席の方に集められる。
「こちらを御覧ください」とすづけ先生。ビデオが流れ始める。
流れ始めたのはバトロワを彷彿とさせるようなムービー。
何されるのかというドキドキ感もあったのですが、これすづけ先生作ってたの…!?という驚きのほうが大きかったり。
ゲームの内容が明かされると一転してポップな雰囲気に。
淡々とゲームの説明が続いて何だかシュール。にしても解説もかなり凝っている…!
早速、体育館に移って「Never Have I Ever」というゲームをします。
ルールは、例えば「1週間以内にカレーライスを食べた人?」とみんなに聞いて挙手を求めます。そして、手を挙げた人が質問者を除いて2人以上3人以下なら、手を挙げた人に加えて質問者が一歩前に進みます。これを質問者の手番を回しながらゴールした人が出るまで続けます。最終的に、一番先にゴールした人が勝ちというもの。
先着一名には褒美として、担任陣から誰か一人を指名して任意のお願いをする権利が与えられるとか。
なるべく皆がやったことのあるような体験を予測するのがコツですが、人が多すぎても少なすぎてもダメなのがポイントですね。
実際にやってみると、期間をどれくらいに設定するか、がこのゲームのコツなんですがこれが中々難しい。
例えば、「今までに、水族館に行ったことある人!」だとほぼ全ての人が手を挙げてしまうでしょう。逆に、「一週間以内に、水族館に行ったことある人!」だと1人居れば良い方です。
実際にも水族館の質問はやったのですが、「今月、水族館に行ったことある人」と聞いてみたところジャスト2人が手を挙げてくれて進むことができました。読みが当たったことが純粋に嬉しかった。
中盤戦になるといきなり、「このゲームには必勝法がある」と担任陣。生徒人がざわつく。
「今のアバターにネイルを着けている人!」
…その気になる必勝法というのは、今の見た目、つまりアバターの容姿に関する質問だった。ちなみにこの時に手を挙げたのは1人で失敗だった気がする。
多くの人が真似して同じようなお題を出すものの、なぜか読みが外れる場合がほとんどなのが少し面白かったり。
一番先にゴールしたのはひがしさん。
1位のみを決める予定でしたが、授業時間が余ったため先着三名までを決めるルールに変更。
結果は、一位がひがしさん、二位がすいたうろすさん、三位が同着でseikoさんと私だった。
ひがしさんは他の人の質問で大抵手が挙がっていたので、色んな人とめちゃくちゃ共通点があるんだな…と思ったり。多趣味であったり、色んなことに興味を持つ人であればあるほど強いゲームなんでしょうかね。
放課後もゲームをしよう!ということで、先日やったコヨーテのワールドへ。
今日は参加者も多く、人によって焦った時の反応とかが違って見えて面白かった。ポーカーフェイスを貫く人もいれば、あからさまに慌てる人もいたり。
シェルベージュさんによるコヨーテ経験者の解説によって前回遊んだ時のルールがほとんど間違っていたという衝撃の事実もあったのが面白かった。
ピッタリの数字はコヨーテ成功となる(本当は失敗)
シャッフルカードが場に出たか否かに関わらず、毎回カードはシャッフルする(本当は専用の特殊カードが出た場合のみ)
最初の数字はマイナスから言っても良い(本当は1以上じゃないとダメ)
…と、前回の我々はほぼほぼ別のゲームみたいなルールでやっていたらしい。
我々は雰囲気でコヨーテをプレイしてるのかもしれない。というかしてた。
お次は大富豪。ローカルルールの多いゲームなので、集まるメンバーによって違うルールでプレイできるのが面白いなと思ったり。7渡しや11バックなど、自分は普段やらないようなルールで戦略をかき乱されながらやれたのが中々に刺激的で良かったかなと。時間の都合上、自分は1戦しか参加しなかったけど何とか平民のまま終われた。
今週はここまで。これからはいよいよ最終週…!
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