「経営戦略を考える上でのシンプルな考え方」

経営戦略を描く上で考えるポイントは下記3点です。

カスタマーバリューポジション
→ターゲットとする人のニーズは何?その人に対して自社のどんな価値を提供するのか

ビジネスモデル
→どういった計画で提供するのか?

マーケット
→どのマーケットに対してその価値をぶつけるのか?

この3つが練られていたら大抵のビジネスはうまくいきます。

まず考えるべきは「カスタマーバリューポジション」
なんだか意識高い系のかっこいい単語を使っちゃっていますが、極々簡単に説明すると
あなたのお客さんは何を求めているのかを棚卸して作業です。

その際考えるべきことを言語化すると

「サービスや商品を使って喜ぶこと」
「サービスや商品を誓って解決したい課題」
「そのサービスを使っている上での悩み」


そのお客さんが求めていることに対して自社が提供できることも整理します。

「お客さんにとってのメリットは?」
「顧客の解決しているもの」
「サービス内容」

この2つ自社と顧客で各々対になっていますよね

「サービスや商品を使って喜ぶこと」-「お客さんにとってのメリットは?」

「サービスや商品を誓って解決したい課題」-「顧客の解決しているもの」

「サービスを使っている上での悩み」-「サービス内容」

この両者のマッチングポイントにズレがないか、きっちりマッチしているかを棚卸することでお客さんのニーズにマッチしたサービスを提供することができます。

カフェで例をあげてみると
「サービスや商品を使って喜ぶこと」-「お客さんにとってのメリットは?」
→ゆったりした時間が過ごせる - 居心地のいい空間を提供

「サービスや商品を誓って解決したい課題」-「顧客の解決しているもの」
→落ち着いたスペースで作業がしたい – 会社でも自宅でもない第3のスペースの提供

「サービスを使っている上での悩み」-「サービス内容」
→値段が少し高い – コーヒー価格800円

といったところでしょうか。


ここまでを棚卸し整理できたら次に考えるべきは

「ビジネスモデルの整理」

「現在のサービスモデルを時系列に書き出す」

この2つを整理し改善していくことで競合との差別化も図れますし、サービスや商品の価値を高めることにも繋がります。

自社のサービスや商品の価値を上げるにはサービスや商品のクオリティを上げることだけが価値向上の打ち手ではないのです。

例えば事例として下記のような面白い取り組みで価値を向上させているようなサービスがあります。

・行かないと利用料金が上がるジム
・利用時間で価格の変わるカフェ
・マーケティングのサブスク
などなど


そして最後に行う事は「マーケットの整理」

ここまで整理した価値をどのマーケットにぶつけて勝負していくかの整理を行います。
よくこういった話をするとブルーオーシャンを見つけてそこで勝負すべきなんて話がよく上がりますが、そもそもブルーオーシャンなんてこの世にはないんです。
ブルーオーシャンとは探すものではなく、自ら創り出すものなんです。

ではブルーオーシャンを作る3つの方法は下記になります。

闘う場所を変えてブルーオーシャンを創る

サービスをアップデートしてブルーオーシャンを創る

マネタイズポイントを変えてブルーオーシャンを創る

まとめると

・あなたのお客さんにどんなニーズがあって、そのニーズに対してどんな価値を提供するのかを整理

・ビジネスモデル、サービス提供の時系列を整理しお客さんにとっての価値向上を目指す

・ブルーオーシャンを創り出し、より勝ちやすい環境で勝負していく

といったことになります。



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