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34★しずくの四国旅行記~⑨ラスト~

前回のお話はこちら⏬


いよいよラストだー!!

まずは瀬戸大橋を見に行く。
瀬戸大橋タワーの上から橋の全貌を見たかったが、なんせナイナイ旅(お金ない、時間ない)なので陸からタワーを見上げて終了笑
それからひたすら淡路島方面を目指して進む。途中、鳴門市ドイツ館へ寄るも入り口拝んで終了!笑 何しにきたん?

そして鳴門市の高速につながる一般道でヒッチハイク!鞄に付けていたバンダナをほどき振り回す。バイク2台と人間2人を乗せてくれといきなりお願いしてもさすがに無理かと思い、ワンチャン停まってもらいたくて原付を隠す作戦にでる笑(姑息!) が、原付が有っても無くても誰も停まらん!!この頃、芸人のヒッチハイク番組や、海外をワゴンで旅する恋愛リアリティー番組が流行ってたので、とにかく無謀な旅をしてみたかったわたしたち。淡い期待も虚しく、1時間程粘るも停まってくれる車はゼロでヒッチハイク終了。そりゃ無理やろ!今考えたら、ぶっ飛んでる。

原付で高速には乗れないので、陸路で帰るのは無理になり急に焦る!→本気でヒッチハイク出来ると思って帰りのルート組んでた。あわてて時間を逆算し帰路を練り直す。今はもうないが、当時は徳島の小松島港から和歌山港へフェリーが出ていたのでそれに乗船することにした。

時間はすでに昼を回っていた。正直もうこの辺り記憶ありません。また記憶喪失!フェリーは確か2時間ほどで和歌山港についた。実は和歌山はわたしたちの母校のある県。港から市内の遊びなれた道を走り、大学のふもとの国道を走る、、、さてここから市内まで3時間。さっき振り回したバンダナを今度は目だけ出して顔に巻き付ける。大阪は排気ガスで顔が真っ黒になるねん。黙々と走る二人。終わりか、、、もう、終わりか。

懐かしむ会話は船でした(はず?)。四国を離れる船上の2時間で、わたしたちの気持ちはすっかり現実に切り替わっていた。

わたしたちは竜宮城から帰ってきたんや。四国は楽園やった。台風で雨降ったし、凸凹もみたし、滝に打たれたし、喧嘩もして縁石でも寝た。オモロいオーナーに刺激うけたし、テントの穴から星空見たし、幽霊にビビって逃げ出したし、もう全部がサイコーやった!!来年は卒論と就活や。社会人になったら必死で働くんやろな。もうしばらくこんな自由な旅することないやろ。わたしたちは大人になるんや、、、。

そんなことを考えながら国道26号線を小さなスクーターで走る。小さいけどコイツも力強いわたしの相棒!故障もせんと良く頑張ってくれたなー。ありがとう。
わたしの実家付近にたどり着く。

しずく「家寄って休憩していく?」
たえぽん「いや、止めとくわ。こっからまだ滋賀へ帰らなアカンからな、、、」
し「そやな。でも、無理せんと」
た「うん。着いたら連絡するわ」
し「うん。たえぽん、ありがとう!」
た「うん、バイバイ」
し「バイバイ」

3時間ほどしてたえぽんからメールがきた
【今さっき家着いた。京都あたり案外空いてたわ。おつかれさん!ありがとう】

こうしてわたしたちの旅は終わった。


おしまい


最後に、、、

ここまで読んでくれたみんなに感謝
いいねやコメントをくれたみんなに感謝
それからなにより、イラストを描いてくれたアリエルさんに大大大感謝♥️
ありがとうございました☺️☺️☺️
アリエルさんへの感謝を込めてイラスト返し!!笑


本当に、おしまい

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