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「あなたの推しごと教えてください」に参加します!

宗田慶三さんのこちらの企画に参加させていただきます。

参加してみよう!と考えてみたものの、わたしは何を推しているのか?自分でも分からずにそのままになっていました。
が、先日「これだ!」と思ったものがあったので書きます。
わたしの推しごとは、「Mr.Children」です。今やみんな知ってる有名バンド。推しごとと言うかぎりはさぞマニアックなんだろうな?と思われそうですが、実は全然マニアックではありません。

わたしが彼らを知ったのは中2。夕方にローカルチャンネルでやっている10分程度の音楽番組で流れてきたミスチルの音楽【抱きしめたい】に「なんだこれー!!」と即CDショップへ!それがミスチルとの出会いです。
まだほとんど知名度がなくて、友達にCD貸すから聴いてみて!といっても「えーMr.Childrenって大人か子供かどっちやねん」とあしらわれたのを覚えています。しかし、その翌年には【REPLAY】がヒットしそこからは瞬く間に大人気になりました。
当時中高生のわたしは部活に明け暮れていて、お金もなくファンクラブには入れませんでした。ラジオで新曲が流れるとカセットテープに録音し何度も聴いて歌詞を書き起こし、友達と見せあい盛り上がったり、雑誌を切り抜いて集めたり、、、。顔が武田鉄矢で声が桜井一寿の男が居たら、付き合うか付き合わないか論争をして、満場一致で「付き合う!」が勝ち、付き合うことのメリットで盛り上がったり笑 中学生の時、わたしは元々JUN SKY WALKER(S)が好きでした。中でも寺岡呼人が大好きで、その呼人がミスチルに「星になれたら」という楽曲を提供。呼人と桜井さんの合作に悶絶しました。その後JUN SKY WALKER(S)は解散。他にもリンドバーグやスピッツ、B'z、プリプリにユニコーン、BOØWY、、、(アカン懐かしすぎる)と王道を聴きまくる中学生でしたが、やっぱりミスチルはわたしのなかでダントツでした。
高校になるとライブの会場警備?なんかのバイトをする男子がいて「ミスチルライブもやった」と言う話に鼻息を荒げたり、はたまたバンドブームにのりバンド雑誌をかってメンバー募集に応募したりしました(ウケる)
同じことおもってる人めちゃくちゃ居るとおもうけど、、、敢えて言います!ミスチルはわたしの人生と共にある。
恋をした時も、友達と衝突して人間関係に疲れた時も、バイトに明け暮れたときも、仕事が辛かったときも、独り暮らしを始めたときも、結婚の時も子育ての時も、闘病中もいつもいつもミスチルがわたしを支えてくれました。
どんな世代にもどんな場面にも共感する歌詞。それぞれの場面場面で自分と重ねてしまう。桜井さんはきっと色んな経験をして色んな思いを知っていて、だからこそ書けるんだろうなといつも思います。
私は楽器はできないから音楽のことはわかりません。実は今だにファンクラブにも入っていません。そしてグッズも買いません。ライブも地方まで追いかけたりはしません。ここまで来るともはや意地!ライブでは立たずにゆっくり座って聴きたい派です。(前が立つと見えないので仕方なく立ちますけど)曲に合わせて指差したり腕を揺らしたりもあんまりしません。ミスチルの音楽はわたしのスタイルで、まるで会場にわたしとミスチルだけかの様な気持ちになって、浸って楽しむんです!あ、アルバムは必ず買います(当たり前だ!)一見するとわたしの熱量はヘビーなファンではありません。でも心のなかでは誰にも負けないくらいミスチルの曲が好き!!そう私はミスチルの音楽が好きなんです。それだけ、それだけあれば十分なんです。グッズも持ってないし、ファンクラブにも入ってないし、何年何月にどのアルバムが出たかなんて覚えちゃいないけど、なんなら聴いてもパッとタイトルすら出てこないこともあるけど、、、ミスチルの音楽を聴いている時間がホントに幸せなんです。コロナ禍ではYouTubeにアップされたライブ映像や、持っているDVDをエンドレスで摩りきれるほど見ました。(見応えありすぎ!⏬)


この度の30thツアーはドームとスタジアム(最終日)どちらも行きました。初の2回参戦。いつもならしないけど、今回はイレギュラーです。なぜかって、、、?それは夫と行けなくて辛いライブの思い出にしたくなかったから。ドームツアーは夫の座席を空けたまま1人で参戦しました。ステージからは遠いけど良い席で終始泣きながら見ました。いちいち「夫との初めてのミスチルライブやのに」「こんなにいい席とれたのに」「なんで一人やねん」と悲しくて寂しくて。でもライブはよかった。ミスチルは大切な人を亡くしたわたしの心に寄り添ってくれました。全てがそういう音楽に聴こえました。
「永遠」なんて号泣必至。「Documentary film」は離婚したときによく聴いていて当時を思い出しました。♪ある時は悲しみが多くのものを奪いさっても、次のシーンを笑って向かえる為の演出だって思えばいい♪歌詞が神ががってる。「イノセントワールド」は♪またどこかであえるといいな、その時は笑って、、、♪の部分が前向きな気持ちにさせてくれました。いつか夫にもまた会えるのかな。桜井さんのトークは愛がいっぱいで、なんて穏やかで優しい人なんだろうとこちらまで優しい気持ちにさせてもらいました。「sign」は夫との恋愛中を思い出しました。「エソラ」は家族で過ごした日々を回想させました。「fanfare」はイントロで鳥肌が出ました。「HANABI」もドラマで聴きすぎて馴染んでたのですが、なんか今の心境で聴くと新しい音楽に聴こえてまた泣けました。
幸いといっていいのが、夫はそこまでミスチルに没頭しておらずわたしがアルバムを買えば聴くというレベルだったので、ミスチル=夫ではないのです。だからミスチルは聴いても辛くはならない。なんなら幸せな気分になります。余談ですが藤井風は今は聴けません。夫が大好きで、逆に夫から薦められたので、、、今は無条件に涙が出てしまうので、心が癒えるまでしばらくは封印です。
これ、推しごと文として成立してない気もしますが、、、多めにみてください。
結局、お前の推しごとなんだよ?「Mr.Children」なの「夫」なの?どっち??

はい、「Mr.Children」です笑

スタジアムツアー最終日、桜井さんがアンコールのあとメンバー紹介をして最後に短いメッセージを言った後言葉を一瞬つまらせたんです。あれは泣いてました。30年間変わらないMr.Childrenを見た気がしました。それぞれ少しイケオジになって、でも30年前と同じ無邪気さもあって、なんならあの頃より謙虚で。

ライブでは聴けませんでしたが
「CANDY」「蘇生」「ロザリータ」「others」もすきです。

はーミスチルへの思い書ききった!
宗田さん企画ありがとうございます。

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これは本当に推しごととは無関係なんですが、ライブ会場でお隣にいた女性が「永遠」でわたしと同じくらい泣いてたんです。で、終わりがけに話しかけられました。「私、四国から1人で来たんです。先日(事故で)夫が突然亡くなってしまって、、、でも二人の記念日にチケット申し込んだら当たったので夫からの贈り物なんだと思います」って。うぉーーーここにも大切な人を亡くしてミスチル聴いてる人がおる!!(そりゃ7万人も居たら色んな境遇の人がいるさ、、、)私も同じような境遇であることをお話したら、その方フリーズしてました。一瞬お互いに励まし合えた気がしました。無事に四国行きのバスに乗れたかな~


おしまい

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