夢ばかり見る毎日。
今年の漢字をズバリ答えるならば、迷わず「眠」と答えるだろう。それほどに、眠り、眠たい一年であったことは間違いない。
そもそも、私は睡眠に悩まされていた。それは生まれた瞬間からの話だそうで、この眠気の酷さは人生の眠りの平均値を取るためなのか?とすら思えるほどに、気付けば眠気を訴えている。
眠ることが増えると、当然夢を見る回数も増える。今年一番夢に見たのはきっと恩師か、推しだろう。でも、その次くらいに彼がくる。
彼とは、いくつもの記事に残した長く、中身のないようなあるような、青春の全てを捧げる形になってしまった、あの彼である。
彼は夢でも意地悪だ。でも、そんなところが少し彼を恋しく思わせる。もう会わないのに、あの彼を上回る想いになれる男性は今後現れないのであろうか。
すっかり、恋心というものを忘れてしまった。キュンとしたり、ドキっとしたり、迷いもなくその感情が好きだと言える気持ちに長らくなれない。
彼とのお付き合いの合間に居た他の恋人にすら、その感情があったかどうか今となってはわからない。きっと私、この人が突然の事故でこの世から居なくなっても泣かないな、と思っていたくらいに。
好きって感情、難しいです。もう気持ち悪い感情のようにも思えてきて、一緒に居て楽しい、とイコールではないことにも気付いています。
大人になれば恋なんてしないのでしょうか、、
とは言っても、夢に出てきた彼とその弟を見て、弟くんとでもいいから家族になりたかった、と思ってしまう自分のこの感情もよくわからなくて。
彼にそこまでの魅力があったのか、長患いのせいでもう好きなところなんて100もあって、嫌いなとこすらいい思い出に美化されているなぁ。
最近、とある男性の声がなんか心地良くて、あれ?何故だろう?と考えた結果、彼の音に似ていたことに気付いてしまいました。
記憶からニオイは消えても音声は消えないみたいで…
いや、きっと会えば一瞬で匂いだって思い出してしまうんだけど。
今の私はもう彼との未来なんて望まないし、もちろんそれは彼が既婚者になったからだけではなく、いろいろな二人の時間を経たからこそ。
それなのに、どうしてまだ消えてくれないのでしょうか。わたしの中の一部になってしまった彼のカケラを、これからも自分の一部として愛してみるしかないのかなぁ、、
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