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ワニ肉を調理した話

こんにちは。ムミニキです。
はてなからnoteに移籍したのでリメイク記事を載せています。
元記事はオフ会の話をベースにしていましたが、本記事はあくまでもワニ肉にフォーカスして書き直しました。
第3弾は「ワニ肉を調理した話」です。ご覧下さい。

4年前のムミニキはとある経緯によりジビエにハマっていた。
1つ目は自分に食べられない物があるか確かめたかった事。
2つ目は地獄の残業により有り余ったお金を貴重な経験に使ってみようと思った事。
それらの経緯がジビエと昆虫食という解を導いた。

初めてのジビエはウサギ肉とカエル肉と鹿肉だった。新宿にある「パンとサーカス」というお店で食べた。
初めての昆虫食は横浜にある「珍獣屋」というお店で食べた。そこではウーパールーパーもゴキブリも食べられる。これはまた別の記事で紹介する。

初めはただお店に行って珍しい物を食べて満足していた。まずレアな物を食べるという非日常感が良かった。そして副次的な効果ではあるが、SNSの反響も良かった。その店に関するツイートにより、人と会う約束ができた。

予想はつくだろうが、ジビエは多少値が張る。
生産の難しさ、仕入れの難しさがそのままコストに繋がっている。
短期間に何度も行くには懐が心もとないと考えた俺は、業者から直接仕入れて調理してしまえば安く楽しめるのではないかと思った。
勿論、一番安く済むのは猟師とのパイプを持つ事である。しかしそれは何の縁もコネもないムミニキには無理である。狩猟免許取得などの寄り道が必要だ。
困った時はネットだ。調べてみたら通販で普通にジビエ肉が流通している事がわかる。その中で楽天にも出店しているミートガイ様を選んだ。

このページからワニの腕肉を買うことが出来る。
他にはカンガルーのランプ肉やら羊肉などの質の良い肉が安価で手に入る。

実際に届いたワニの腕肉はこんな感じだ。

圧 倒 的 ワ ニ 感 。
一応調理する前に握手してみた。
プニプニで弾力がある。手のひら全てが肉球みたいな触り心地だった。爬虫類は鱗でガサガサなのかと思っていたので心底驚いた。

調理はシンプルにステーキが良いと思った。
先述の「珍獣屋」でもスパイスで味付けされたステーキが出てきたので馴染みがあったのだ。
因みにワニ肉の味は何回食べてもうまく説明できる気がしない。
少なくとも臭くはないし、変な味はしない。
サッパリしているが、噛めば噛むほどじんわりと旨みが広がる。
油っぽさはなく肉汁が溢れるといったジューシーさもない。だからと言って決してパサパサではなく、グミとゴムの中間みたいな食感である。
ただこれはスパイスの影響で臭みも旨みも上手く出来ていた可能性がある。

という事でこんな感じに調理してみた。

オリーブオイルで弱火で蓋してじっくりだ。
下味はオリーブオイル、ニンニク、塩コショウ、ナツメグ。
最後にパセリとバジルを振りかけている。
臭い取りと食感を損なわないように気を払って調理した。

これだけでも十分美味しいので試して見て欲しい。
ワニ肉の調理難度は高くない。鶏胸肉やレバーは加熱し過ぎによりパサパサしてしまうが、ワニ肉は温度管理が雑でもパサパサしない。
このワニ肉を餌にフォロワーを家に呼び、邂逅を果たしたのだが、なかなか評判がよかった。

因みにテール肉は腕肉と違ってパサつきやすいので、慎重に扱った方が良い。
味も腕よりサッパリしているので、タレ味が良いだろう。

自分はオイスターソースベースで中華風にしてみた。

刺激が欲しい人、人との会話のネタが欲しい人、ジビエに手を出すといい事あります。レッツジビエ!

おしまい。

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