【取材した怪談話185】通夜の帰り
ウエディングプランナーをしていたAさんの体験談。
彼女が結婚式を担当していた新郎の父親が、式の二週間前に亡くなった。彼女はそのお通夜に参列することになった。会場までは、自宅から高速道路を通って車で向かった。
会場に到着し、悲しみに暮れるご遺族に挨拶した。もともと入院が長く危ない状態が続いており、家族は仕方がない状況と悲しいながら受け入れていたそうだ。新郎から「結婚式は予定通り挙げます」との意向をもらえた。
いろいろ大変だろうと思いながら、彼女を通夜の会場を後にした。会場か