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フラ・ハワイイ

夏と言えば、暑さ。暑さと言えば、太陽、日光、影、風、夕立……など、暑さの中で涼を楽しみましょう。それとも常夏の国を思いますか。

名も知らぬ遠き島より
流れ寄る椰子の実ひとつ
故郷ふるさとの岸をはなれて
なれはそも波に幾月

島崎藤村作詞 椰子の実

Merrie Monarch Hula Festival

今日はハワイのフラ(舞踊と歌)で伝説となっている方を紹介します。2001年メリー・モナーク・フェスティバルのミス・アロハ・フラに選ばれたナターシャ・オダ(Natasha Oda)さんです。

このビデオにはフェスティバルのフラが2つまとめられています。前半がフラ・カヒコ(古典フラ)、後半がフラ・アウアナ(現代フラ)です。特に前半のフラ・カヒコが伝説的になっています。

いかがでしょうか。
フラ・カヒコ(古典フラ)は神に捧げる踊り(舞)です。歌というか祝詞のりとを上げているような感じですね。どんな意味の踊りかわかりませんがトカゲを模しているとどこかに書いていました。そう言われれば、指を広げたり、腹ばいになったりしているところなどが見られ、そんな感じもします。
何かを呼び出すような声と何かを探すような目、静かに歩く導入部、そしてさっと振り返るとともに始まる舞(0'55")はしなやかで、凛々りりしい動き……静から動への鮮やかな移り変わり……フラの舞の美しさが花開きます。
[後ろで歌っている中に、ジョニー・ラム・ホー(Johnny Lum Ho)という知る人ぞ知る有名な方がおります。フラの師匠ですが、残念ながら昨年81歳で亡くなりました。]
【もう一つビデオ】踊りの途中からで音も小さいのですが、別アングルで高画質のビデオがありました。Natasha Oda miss Aloha Hula 2001 〜御覧ください。2023-7-20追記

日本でもフラ・ダンスは盛んです。優雅なところが好まれるのでしょうか。上のビデオのフラ・アウアナ(5'12"〜)は本当に優美で気品があります。手の動きが日本の踊りに似ているかも知れません。脚や腰の動きは日本より自由で大きいと思います。とにかく、何歳からでも始められます(参照 フラダンスの年齢別楽しみ方)。
「一説には日本のフラダンス人口は200万人とも言われ、本場のハワイ以上の巨大なマーケットを形成」しているそうです(出典 フラダンスの魅力の秘密とは?)。本当に200万人もあるのかどうか分かりませんが、わたしの住む小さな町でも毎年フラ・ダンスの発表会が行われているようです。
全日本フラ選手権というのも毎年行われています。

このナターシャ・オダという名前を聞くと、もしかして日本人の姓か?とも思いますね。それは分かりませんが、このフェスティバルの歴代優勝者の中に日本人の姓を持つ者も何人か見受けられます。過去に日本から移民があったからなんですね。この辺の事情を以前少しnoteで話しました。

ハワイなんて行ったこともないし自分には関係ないと思っている皆さん!もしかして皆さんの祖先や親戚の中にハワイに移民した(一時的でも)ことがある方がいるかも知れませんよ🙂。

▷見出し画像は、Youtube 48- Johnny Lum Ho and Natasha Odaから。


今日のおまけ

Historia de un amor (ある恋の物語)


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