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聴神経腫瘍のお話⑫

そもそも、なぜ聴神経に腫瘍ができたのか。無意識に身体が聞くことを拒否し続けた結果なのかも・・・。聞きたくない何か、って何だ?という話にもなるけれど、それは、今の私ではなく、遺伝子レベルで遠い祖先の代から組み込まれ、受け継がれたものだとしたら・・・実は、今、それをマリアグリッドで解消できないか、実証実験中なのです。

2/26(術後6日目)採血をしてから、外来受診時間の前に、耳鼻科へ。相変わらず車いすでの移動は厳しい~(;'∀')飲み込みにくい・むせる・声枯れの症状を伝えると、担当医は内視鏡を出してきた・・・ああ、これも、苦手なやつ( ;∀;)鼻から管を通しつつ、あ~とかう~とか色々な声を出すよう、指示される。喉の違和感半端ない。何度もえづきそうになる(;´Д`A ```結果「左声帯(反回神経)麻痺」による嚥下障害ということがわかった。長時間の全身麻酔で反回神経が圧迫されることにより、起こることがあるとのこと。だいたいは自然治癒するが半年くらいかかるらしい。治る見込みがあるのは良かったが・・・半年って。。。手術前まえ普通に飲み込んだり話したりできていたのが、奇跡に思えた( ;∀;)本当に、元に戻るの?これ。飲めない・食べられない・話せない・・・。もう不安で不安でしょうがなかった。そんな状態なので、栄養保持のため点滴は外せず、漏れたり、腫れたりを繰り返し、針も何度も刺し直したので、右腕はえらいことになっていた。

2/27(術後7日目)なんと、月のモノが来た。熱が高かったのは、こっちのせいもあったのか?朝、担当医が来て、傷口の抜歯(と言っても、金具を抜くという感じ)を半分だけしてもらった。同時に点滴も終わった。ということは、しっかり食事せねばならんのだけど・・・食べにくいよ~。その頃はまだ流動食にトロミを付けたものを出してもらっていた。薬を飲む水やお茶類は、売店でトロミの粉を買って(あ、買ってもらったんかな、母に)自分でつけていた。今朝は皮膚科受診。床ずれはましになってきたが、胸の横はまだ痛かった。傷口をベッドにつけてしか寝られないので、仕方ない。今日から本格的なリハビリが始まった。9時半~理学療法。その後で、作業療法。歩く→バイクをこぐ→立ち座りを繰り返す→筋トレ→輪投げを取るなどのメニューをゆっくりこなす。術前なら簡単に出来ていたこれらの運動。とにかく、リハビリ室までの移動が、まず、苦痛だった。徒歩で3階の病室から地下のリハビリ室まで行く。歩くごとに視界がゆがむ。天井が押し迫ってつぶされるような感じがして、思わず立ち止まって座り込む。車いすは乗りたくなかったから、自分で歩いて行くことにしていた。歩いた方が早く身体が戻ると言われたし・・・。そして、相当疲れているはずなのに、この日もまったく寝付けず・・・看護師さんに言えば、睡眠導入剤がもらえたかもしれないということに気づいたのは、退院してからだった。


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