綺麗事ばかりではない。
家電の修理の仕事をしていた時。
「インターネットで無料で治ると聞いて来ました(きっとクレーマー記事のネタ)」
「無料で治るなら修理してください。お金かかるなら処分してください。キャンセル料は払いません。」
「とても気に入ってる商品だから修理してください!(見積もり見て)はあ?千円くらいだと思ってた、いらね、捨ててください」
「お詫びの気持ちは?誠意が見えないな、あれもこれも新品つけてくれよ」
…お金をかけても修理して喜んでくれるのは全体の一割もいなかった。ほとんど、メーカーを脅して無料でなおさせ売り払う魂胆の人達ばかりだった。犯罪に付き合わされてるような。
「ありがとう」と感謝される事に素晴らしい仕事だと喜んでいた入社当時からどんどん疲弊していった。
仕事をすると良い部分も悪い部分も、現実がありありと見えてくる。
ほんの少しの良い部分を感じる気持ちが、悪い部分に当たる気持ちを乗り越えられるものであれば続けられるんだろうと思う。
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