国際恋愛はリアリスト向きの恋愛だ

愛は夢、ビザは現実。
美しい景色の家は夢、その家の下水が逆流するのは現実。

衣食足りて礼節を知る。

もといビザと家と生活費が足りてはじめてロマンティックを知ると言うか何というか。

いくら愛があったところでビザが無かったり片方だけ入管で足止め食らったりしたら離ればなれになってしまう。

ただ単純に愛だけが欲しいなら、日本人同士で戯れに婚姻届を書いて、とんど焼きの火の中に投げ入れて、お焚き上げ入籍なんて遊びでもやってるほうがよっぽどロマンティックだ。

確かに
「国際恋愛! 国境を越えて愛し合い結ばれるなんてロマンティックねぇ素敵だねぇ」

っていうイメージを持つ人はめっちゃ多いし、実際そういう振る舞いしてるカップルも少なくはない。

けど、あんな壮絶な枚数の書類をゲロ吐きそうになりながら書いて、その後然るべき機関に提出しなきゃ、いくら愛があったところで一緒に居られないんだから、嫌でもリアリストにならざるを得ないという。

ロマンティックと見せかけつつ水面下の圧倒的現実を越えられる人なら大丈夫だけどさ、マジで生粋のロマンティストには相当キツいんじゃないかな国際恋愛って。

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