失恋が辛いのはなぜか?
恋に落ちるのが麻薬への依存と似ているように、別れもまた、快感をもたらす神経伝達物質が突然減少することで、断薬による離脱症状と同じプロセスが脳に反映されるのです。とマクニコルズは言います。
失恋は禁断症状に似ています。
失恋は、多くの人々にとって非常につらい経験です。その原因は心理的、身体的、周囲の人との関係などが複雑に絡みあっているからです。
以下に、失恋がなぜこれほどつらいのかを理由をあげてみます。
1. 愛情ホルモンの減少
恋愛中には、オキシトシンやドーパミンといった「幸福ホルモン」が大量に分泌されます。これらのホルモンは、愛情や幸福感を高め、パートナーとの絆を強めます。
しかし、失恋によってこれらのホルモンの分泌が急激に減少すると、体内のホルモンバランスが崩れ、強いストレスや不安、悲しみを感じるようになります。
2. 心理的依存
人は恋愛関係で、相手に心が依存してしまいます。
パートナーは自分に自信をもたせてくれる存在であり、安心感や安定感を与えてくれる存在でもあります。
失恋によってその依存先が突然なくなることで、自信がなくなり、孤独感や不安感が増します。
3. 喪失感
恋愛関係は、共通の思い出や未来の計画を持つことで成り立っています。
失恋によってこれらの計画や夢が一瞬で失われるので、深い喪失感を感じることがあります。
この喪失感は、人間関係の終わりだけでははなく、未来に対する期待や希望も失われるので、より痛みが強くなります。
4. 自分の価値が見いだせなくなる
恋愛中は、自分自身をパートナーの一部として捉えることが多いため、失恋すると自分の価値が揺らぐことがあります。自分自身の価値やアイデンティティがなくなることがあります。
5. 周囲の人々の反応
一般的には、恋愛や結婚が幸福だという価値観があります。
特に、家族や友人、同僚などが関与している場合、失恋は自分だけの問題ではなく、周囲の反応や評価も気になることもあります。
6. 身体的なストレス
失恋は、身体的なストレスを引き起こすことがあります。例えば、食事ものどを通らない、日常も悲しみにおそわれる、眠れない、痩せるなどがあります。
これらの体調が変化することによって、精神的な苦痛が増えて、回復を難しくなります。
結論
失恋がつらい理由は、心理的、身体的、周りの人との関係が複雑に絡み合っているためです。人間関係の終わりは、多くのレベルで個人に影響を与えるため、その回復には時間とサポートが必要です。
失恋を乗り越えるためには、自分を大切にし、辛い感情を受け入れること、そして支えてくれる人々に頼りましょう。
それでは、どのように失恋の痛手から立ち直れるのか、これ以降の記事で書きます。
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