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ひとりで生きるのをやめる。

先週、45歳になりました。
ある仲間からは写真のBLURのTシャツを貰う。なんで、ずっとBLURのTシャツが欲しいと思っていたのを知ってたの?と驚く。あわせてRADIOHEADのTシャツ、ハンカチ、手紙を添えて。ついつい泣く。
別の仲間からは絵本…彼にとって一番大切な絵本を貰う。日曜日、ゆっくりと読み、やはり泣く。涙もろい…。僕も絵本を少しは集めているけれど、素敵な絵本!。

それから友達の子供が、僕の横にちょこんと座るものだから、楽しく遊ぶ。

友達が誕生日って祝って貰いながら、
今まで自分を育ててくれた周りの人たちに感謝する日だと言っていて、だからってわけじゃないけれど、リンツのチョコレートを配る。

ありがとう。

昨年から今年にかけて、運勢がまた激しく動いてきている。別れた友達もいるし、初めての感情を抱いたひとがいる。

初めての感情…例えばいままでの恋愛なら、
奥手な僕は自分が好きなひとより、自分を好きだと言ってくれるひとと付き合って、そしてあっという間にダメになっていた。

それだけじゃなく、自分が好きになったひとに対して、いまよりはもっと違う形で、彼女が頑張っているから負けないように頑張ろうとしたし、期待とその裏返しで嫉妬や、意地の張り合いなんかで喧嘩になったりもした。更に書けば、たぶんいろんなひとを好きだったし、興味があった。仲良くなることに。

いまずっとひとりのひとを思う。好きだなぁと思う。そしてただ優しく、穏やかな気持ちになる。このひとを好きな自分が好きだなぁと思うのが初めてだ。

すると、ふと思い浮かんだのが、

ひとりで生きるのをやめる。

というフレーズだった。

例えば昔ならもっと自分を刺激してくれたり、
もっと例えば言葉にして欲しかったり(彼女にとって自分ってどういう存在か?とか)、目移りしたり、してた。
いまはもうほかのひとに恋愛として興味が湧かない。しばらくは…と留保してみる。ただその好きなひととすぐに付き合いたいもあまりなければ、彼女を待つでもなく、ただ好きだなぁと思うだけで幸せだな、って思う。

45歳にして、初恋?と友達が笑う。
案外そうかもね、と笑う。

人生を一気に一瞬で変えるような恋をしたり、またその一瞬が来るのをどっかで待っていたりしたけれど、いまはこの新しい感情をあたたかい気持ちで眺めてる。

恋愛って可能性でもあったりはして、このひとと伸びていくその先に何があるだろうって、その相手は実はいつも何人かいたりした。決してもてるわけではないけどね!。

ただいまは彼女以外のひとを好きになることはあまりないだろうと思う…ずっとこの先恋愛がなく終わったとしても、そして彼女が例えばほかの誰かと結婚したりしてもあまり動揺せずに、そうかあ!と思う。
ただ、それでもいまこの自分にうまれた気持ちを大切にしたいと思う。

45歳にして初恋!
周りのひとには笑われるだろうけれど、
なんだか嬉しい。
ありがとう。

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