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Poem

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昔の作品(ココロの吐き溜め by掃き溜め倉庫より)
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【Poem】優しくない優しさの話

初回掲載:2011/03/29 改稿:2016/08/12 トラブって悩んだりしてた時のことを思い返して作ったもの。   「あなたが泣くと、僕は悲しい……」 残酷な言葉だと思った。 私が私であるために、この人は胸を痛めているのだと言う…… 私は泣くことも許されない。 ただ 悲しみを吐き出してしまいたかっただけなのに。 あなたは遮ろうとする…… あなたとは分かり合えないのかしら…… あなたとは譲り合えないのかしら…… あなたと私は……並んで歩くことすら適わないの?

【Poem】捨てる(2011/03/19 14:02)

迷いを捨てて、歩き続けたいと思った。 生きることに意義を見出し、成長したいと思った。 自分が人より不幸だとか、恵まれているとか…… そんな優越や感傷に浸るのは無意味だ。滑稽だ。 それでも人は才知や身体の優劣を、 環境や境遇の是非や不遇を比べたがる。 比較して、誰かよりも恵まれていることや…… 不遇な中で頑張る自分を見ることで、 希望や快感を見いだす。そして浸る。 そうして積み上げられた物に価値はあるのか…… それに気付かないままの人生に抜け道はあるのか…… 救いはあ

【Poem】望月(2011/11/16 10:25)

その瞳に映るのは わたしだけであればいい その声が紡ぐのは わたしの名であればいい その手が触るのは わたしの頭であればいい その足が迎うのは わたしの所であればいい その光が照らすのが わたしの心であるように その光が示すのが わたしの道であるように その光が注ぐのが わたしの望であるように その光を頼るのが わたしの柱であるように その人を誰よりも わたしが求めているかぎり その人が求むのは わたしの全てであればいい

【Poem】探しにゆこう (2011/03/31 13:47)

立ち止まるのも、勇気…… * * * * * * * * * * * * 怖かった……知らず知らずの内に逃げていた、わたし。 こんなんじゃダメだって分かっていても、 最初の一歩が踏み出せない。勇気がなくて進めない。 (好きなのに、好きじゃないみたい……) こんなわたしの抱く思いは、 本当に「好きな気持ち」なのかな? 「好き」って、口に出すのに相応しいほどの思いなのかな? 誰にも負けないような、真実の「愛」だって…… いつか宣言できる? こんなわたしなのに……

【Poem】見初めた君色 (2011/02/21 13:44)

雪のように白い肌は 磁器のように滑らかで、 珠のような美しさ…… 触れればとても温かく、 絹のように柔らかで…… 壊れそうなほど繊細だった。 そんな君といる時間は心地よい。 君に触れる心はまるで幸せの結晶。 私は、何より君が大切で…… 君を愛せることが嬉しくて、 目には見えない涙を零す。 ぼやけた視界のその先の、 優しい君の瞳には、 知らない私が写される。 それはとても…… とても冷たい筈なのに、 なぜかとても柔らかで…… とても、希望に満ちている。 私は君を、

【Poem】信じてる (2010/11/17 13:22)

君は意外と負けん気が強いよね。 そんなところも僕は好きだけど…… でも恋愛は勝負じゃないと思うよ? 変なところで意地を張ったり、 弱みを見せまいと強がってみたり…… そんなことする必要はないのにね。 僕の前でくらい、 素直になったらどうなの? 分かりやすい君の嘘は、 ときどき僕を不安にさせる。 振り回される僕の身にもなってくれる? 君がどうしても 手助けは不要と言うのなら、 せめて側に居ることだけは許して欲しい。 一緒に悩んで苦しむことが 支えになるとは思え

【Poem】片思い (2010/11/07 13:22)

君と僕の間には壁がある 薄くも斬れぬ 頑丈なその壁は 人の眼には映らない 目には見えないその壁は 君と僕を隔てて止まないが 障害であり 支えである 何人も破れない 何人も寄せ付けない 君を守っている 僕らの前には道がある 色んな道がいつもある 僕が選ぶのは君とは違う道だけど 辿り着くは同じであれ 僕らまるで蒼い実と紅い灯 雨に打たれても 風に吹かれても 心を繋げば 力強く歩める