見出し画像

【イベントレポート】プレスリリース分析から、注目を集めるコツを見つけよう!

「読んでもらえる記事って何が違うんだろう。どうやったら、多くの読者の目に留まる記事が書けるようになるんだろう。」

発信した経験がある方ならば、誰しも感じたことがあるのでないでしょうか。世の中にはたくさんの情報があって、その中から読者に選ばれるのは至難の技。

そこで今回SHElikes(女性のためのキャリアスクール)の広報チャンネル主催のイベント「夏の大研究!『魅力あるプレスリリース』とは?」に参加し、注目を集めるヒントを探ってきました。


プレスリリースは広報PRだけのもの?

まず、プレスリリースとはなんぞや?という方に、簡単にご説明します。

新聞やテレビなどのメディアに対して新たな情報を発信するために文書である、プレスリリース。
その作成には、主に2つの目的があります。1つ目は、自社の情報を広く世に知らしめること。2つ目は、ステークホルダーとの関係づくりです。

引用元:PR TIMES MAGAZINE (https://prtimes.jp/magazine/10-tips/#)

つまり、広報PR活動の「基本」であり、関係づくりの「土台」になるのがプレスリリースなのです。

そう聞くと、「広報・PR職の方にしか関係ないのでは?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、あくまでもプレスリリースは相手に情報を伝えるためのツールです。誰かに届けるという点では、営業やライター、デザイナーなど幅広い方に関係があるものなのです!(全人類必須なスキルなのでは...?)

ミニワークに挑戦してみよう!

画像1

今回のイベントでは、より理解を深めるために、各自気になるプレスリリースを選んで、深堀りするワークを行いました。こちらが実際に使用したワークシートです。

深掘りするプレスリリースは、PR TIMESから探します。

画像2

引用: PR TIMES (https://prtimes.jp/)

PR TIMESとは月間5,200万以上のPVを誇る、国内シェアNO.1のプレスリリース・ニュースリリース配信サービス。プレスリリースを探す・読むだけではなく、企業の広報担当者はプレスリリースを効率的にメディアに配信、反響の分析もできます。


プレスリリースを選んだら、いざワーク開始!

まず、気になったポイントを書きだしましょう。

タイトル、リード文からは気になった言葉やフレーズを、キービジュアルからは気になった言葉やシーンに注目してみてください。

次に、気になった理由も具体的に書いてみましょう。

例えば、ストーリー性、新規性、季節性、希少性、社会性、意外性、将来性に当てはめて考えると説明しやすいかもしれません。もっと簡単に「好きな芸能人が出ていたから」という理由でもOKです!

いざ分析!言語化し、注目を集めるポイントを見つけよう

画像3

私のワークシートを参考に、分析してみましょう。

まず、タイトルから。

「世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパーク スモールワールズ TOKYO(トーキョー)であなたのペットと、小さな世界の住人に。」

『「#いぬ活」「#ねこ活」はじまる!』
引用:PR TIMES( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000047627.html )

・「ペット」「#ねこ活」
→ねこを飼っている私に向けたメッセージなのかもしれない。

・「あなたのペットと、小さな世界の住人に。」
→ありそうでなかった世界観が面白い。

・「世界最大級の屋内型ミニチュア・テーマパーク」
→旅行ができない今の時期にぴったり。

次に、リード文。

スモワルでは、「動物と人間が共存する理想の社会」を共に考え、ミニチュアで表現する活動に参加できます。出発点はいぬ好きが集う「いぬ活」、そしてねこ好きが集う「ねこ活」。活動の輪は広がり、いつかペンギンが集う「ペン活」なんかも登場するかもしれません!?

引用:PR TIMES( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000047627.html )

・「ミニチュアで表現する活動に参加できます」
→作品作りに参加できるワクワク、珍しい経験ができそう。

最後に、キービジュアル。

画像4

引用:PR TIMES( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000048.000047627.html)

・タイトルは「屋内型」とあるのに、キービジュアルは「屋外」の風景に違和感。
・動物が道路を渡ってる風景も珍しい。


なんとなく気になって選んだプレスリリースでしたが、ワークを通して「なぜ惹かれたのか」を言語化することで、注目を集めるコツが見つかりました。

例えば「意外性を盛り込むと、読者の目に止まりやすい「記事のターゲットに関連するキーワードを盛り込む(例:今回の場合ターゲットはペットを飼っている方で、キーワードはねこ活、いぬ活)」などです。

注目を集めるコツは、読者の心の動きを想像すること

イベントに参加する前は、自分が何を伝えるかばかり考えていました。しかしワークを通して「読者にどう伝えたら興味を持ってもらえるのか」読者の心の動きを意識する視点が、大事なのだと学びました。

また、分析から学んだことをマネして発信してみる。読者の反応をみて、改善点を洗い出し、再度発信してみる。

こうしてPDCAを繰り返すことで、精度が上がり、より読者の心を動かす文章を生み出せるのだと感じました。

今回のイベントで使用したプレスリリースや、身近なところでいうとtwitterなど、心惹かれたものは「いいな」「素敵」で終わらせず、惹かれたポイントや理由を言語化する習慣をつけることから始めてみようかと思います。


(おまけ)PR TIMESを活用しちゃおう!

PR TIMESにはいろいろなジャンルがあります。
動画編集、WEBマーケティングを目指している方には、PR TIMES TV、PR TIMES LIVE。

ライターを目指している方には、製品誕生秘話などの記事がメインで掲載されているPR TIMES STORYが参考になりますよ~!
ぜひご覧ください。