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思ひ出はたしかに笑ひ合つたのに君の笑顔は白紙のまんま 幾たびも笑へど笑へど伝はらず眼だけ…
仕事中些末なことも書き出して いつしか三日の日記も超えたよ https://twitter.com/moon_gras…
令和四年十一月二十九日 朝の日が昇るのもだいぶ遅れてくるようになった。家を出る時刻は変…
何事もない空ばかり書き連らねけふも一条雲が綺麗だ 縁があればまた珈琲でも飲みませう丁度あ…
秋の暮、冬のけはひを感ずる夜半に亡き人を偲びて詠める歌三首 吾が恋ふる峰も黄葉と照れ染ま…
秋風がそろそろ冬を連れてきて 紅葉やひとつ道で果てるか 褪せてゆく紅葉思ひ出 止め処なく …
愉しげに酒飲み笑つたあの時に君は隣で見てゐたのかな 最果てに死があることを知りながら道を急がずたまには座ろ 死を選ぶ人が居るから生きてゐたい世を見人を見また文字を書け 言葉など却つて心が霞むものだつて優しい嘘があるから 死を選ぶ君を恨まずあの世では心置きなくどうか笑つて いまは亡き君に言葉をかけるならできれば生きてゐて欲しかつた
かなかなと誰にむかつて啼いてるの 都会にそびえる一本の木で 煌々と居酒屋ともる裏路地を …
黒々と色絶ゆる夜も中秋の 月の華咲く虫も涕す 月明り雲にすすきに降り積り 夜露か星か野にき…
白浪のやうに浮き立つ五月雲 児らの聲立つ夏や近づく 恋ふる人夢なら覚めね月影に 風と雲ゆけ…