私に足りなかったものが何か分かった!
「〇〇(駅名)、〇〇です。」
やばい!降りなきゃ!!
リュックの上にある、広げたノートを閉じて慌てて電車から降りる。PASMOを手に取り、改札を出てすぐ走った。
さっきまで書いて止まらなかった右手には308円のお気に入りのシャーペンを、左手にはノートを持って星空の下を走る。
最寄りまで徒歩7分の道のりのうち、4分くらいの距離は走った。久しぶりの全速力に息が上がる。
書かなきゃ…
分かった。多分わかった。大丈夫な気がする。
モヤモヤと何かを抱えていた朝。
モヤモヤ