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「投げたら投げ返すラリー」②

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普段生活していると、あまりにも当たり前すぎて言葉のやり取りに無頓着になっている気がしませんか?本当に、会話は成り立っているのでしょうか?次を見ていきたいと思います。

ボールを「ことば」に見立てる。

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ひだり君が「ことば」をみぎ君に投げます。次にみぎ君が「ことば」をひだり君に投げ返します。ひだり君は「ことば」をみぎ君に投げます。みぎ君は「ことば」をひだり君に投げ返します。

こんなやり取りになっていますね。

「投げて受け取って、投げ返す」①との違いは、一旦ボールを受け止めるか受け止めないかの違いです。ここがどんな風に見えてくるのでしょうか?

ここに、例えばこんな「ことば」を入れてみます。

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【ひだり君】昨日の宿題やった?

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【みぎ君】もちろんやったよ。

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【ひだり君】量が多かったよね。

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【みぎ君】うん、苦労した!

テンポよく会話が進んでいる感じになりますね。今度は違う会話を。

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【ひだり君】ラフティングが好きだ!

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【みぎ君】僕もだよ!

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【ひだり君】スリルがたまらない!

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【みぎ君】そう!それに爽快感も!

ふたりが意気投合している感じになっています。テンポよく会話が進むと、話しているほうもどんどん気持ちが乗って来る感じになりますね。

アイデア出しとか意見をどんどん出していく場合などは、このパターンなのかもしれません。お互いが、どんどん意見やアイデアを膨らませていくようなイメージですね。

今度は、ボールを「感情」に見立ててみましょう。

ボールを「感情」に見立てるとどうなっていくでしょうか?見てみましょう。例えば「幸せ」ってボールを投げあっている状態って、どんな時?

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お互いに「幸せ」「幸せ」「幸せ」「幸せ」と気持ちのやり取りをしている状態になりました。これって、どんな状況なんでしょうね?

私が思ったのは、二人が共同作業で何かを作っている時かな?と思いました。例えば共同経営者でパン屋さんを営んでいて、ふたりが大好きなパンを作ってお客様に喜んでいただいている様子。

例えば、夫婦で海にやってきて、ただ海を眺めているだけでも一緒にいられる事に感謝して「幸せ」だなって思いあう様子。ただそこにいて、普通に一緒にいられる幸せ。

そんな状態に見えました。どんな風に見えましたか?

自分の暮らしを振り返ってみると、感情のやり取りって、あまりできていないかも?って反省然り。ただただ、ニコニコと笑いあうだけでもいいのかもしれません。最近していないなぁ…そんな事。

今度は、ボールを「行為」に見立ててみます。

ボールを「行為」に見立てると、どんな事が見えてくるのでしょうか?例えば「メールを送る」という行為にするとどうなっていくでしょう。

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【ひだり君】メール送る

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【みぎ君】メール送る

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【ひだり君】メール送る

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【みぎ君】メール送る

メールの応酬って雰囲気が出てきます。メールの内容によって二人の関係が見えてくると思われます。

メールの内容が、お友達に送ったものだったら…。2往復してる分、結構仲の良い二人。親密な二人という風に見えてきます。

メールの内容がお仕事のものだったら…。

かなり、お仕事のピッチが上がっている感じがします。依頼・提案・確認・承認などなど。そのメールの中に書かれている仕事内容が、どんどん進んでいる感じがしますね。お仕事に没頭しているというか、大切なお仕事をどんどん進めている感じがしてきます。

ボールを「行為」に見立てると、淡々と何かをこなしているようにも見えてきます。お仕事がルーティーン化していたら…。毎日決まりきった事を、淡々とこなしているとしたら…。それはそれで、見直したほうが良い事柄なのかもしれません。

毎日同じことを繰り返している事が、居心地がよかったり、自分をコントロールするために必要な事だったりすれば、それは良い事なのだと思います。もし、少しでも疑問に思う事があったら、見直すチャンスかもしれません。

寿命を全うするまでの持ち時間は決まっています。

時間を大切に。退屈だなとか、今のままでいいのかな?なんて思う事があったら、普段の生活を見返す時なのかもしれませんね。

あなたは、ボールを「何に」置き換えますか?

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