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エヴァンゲリオンの100倍謎! Killer7をプレイする:1

みなさん、こんにちわ。
瀬場拓郎です。

今回は俺の創作のルーツに触れる話なので、前置きが長いです。
予めご了承ください。

みんなもうエヴァンゲリオンは見ましたか?

俺がエヴァンゲリオンを見たのは1997年の夏、旧劇場版Air、まごころを、きみに、の公開直前の深夜連続再放送のことです。
電源ケーブルに繋がれた巨大ロボット、使徒迎撃に特化した要塞都市、何かよく分からないけどかっこいい用語など、第1話から俺をわくわくさせてくれました。
ヤシマ作戦、イスラフェルの二点同時攻撃、ゼルエル戦の本部襲撃、カヲルくんなど、面白いと思うことは全部やりきったあとから残り二話、いったいどう完結するんだッ! と子供心に思ったものです。

しかし放映された25、26話はご存知の通りシンジの内面世界における葛藤を描いたものでした。
抽象的な表現、ひたすら続く独白と自己批判、俺の頭にはひたすら「直前までの話と繋がってないじゃん!」という突っ込みだけがエコーし、その日は釈然としないまま寝た記憶があります。

結局、人類補完計画とは何なのか? エヴァって何なのか? 使徒ってなんなのか? 巷には考察の嵐が吹きました。
今現在もその嵐は吹き続けております。

私は先日、Twitterでこんなつぶやきを目にしました。

「エヴァンゲリオンよりヒットした謎な作品ってあるのか?」

あります!

実はエヴァンゲリオンが放映を開始する5年前、1990年に米国であるテレビドラマシリーズが放映され、日本を含めて世界的なブームになりました。

ツインピークスです。

あらすじはこうです。
ワシントン州の平和な田舎町、ツインピークスで一人の少女が川辺でビニールシートに包まれた遺体となって発見されました。
少女の名前はローラ・パーマー。
地元住民から愛された品行方正な女子高生でした。
この事件を捜査するためにFBIからカイル・クーパーが派遣されます。
ローラ殺害の手口に、一年前ツインピークス南西部で発生した殺人事件と共通するものが発見されたからです。
一体、誰がローラ・パーマーを殺害したのか?
真相を探る内に、クーパー捜査官は一見、平和な田舎町の影にはこびる麻薬犯罪や、組織的売春、家庭内暴力や複雑な人間関係を目にすることになります。

一見するとハードなミステリーかと思われますが、『主人公のカイルが昨日見た夢に基づいて捜査を行い、それを地元警察が受け入れる』『住民に自分でも無自覚なスタンド使いがいる』『軍が宇宙からの信号を研究していて、それが事件の核心に関わってくる』『死んだローラ・パーマーに夢の中で25年後に会いましょうと言われ、マジで25年後に続編が製作される』など、数々の超展開が連続し、こっちの理性にダイレクトアタックをしかけてきます。

またテレビシリーズの最終回はエヴァンゲリオンに匹敵するかなり衝撃的なもので、詳しくは実際にご覧ください。

このツインピークスを監督したのがデヴィッド・リンチです。

彼は元々映画監督で、彼の作る映画もおおむね上記で述べたような感じです。
異形の赤ん坊を世話するイレイザーヘッド。
主人公が途中で転生するロスト・ハイウェイ。
公園で拾った耳からすべてがはじまるブルーベルベッド。
極めて壮大な夢オチ、マルホランド・ドライブ。

どれもそれ単体でエヴァンゲリオンと同じくらい、あるいはそれ以上に謎な映画です。

さて、もう前置きで1349文字も使ってしまいましたが、ここから本題です。

今からご紹介するゲームはKiller7です。
今回もSteamストアからゲーム内容を引用しましょう。

「killer7」と呼ばれ7つの人格を持つ殺し屋ハーマン・スミスとなり、国家転覆を目論む組織と対峙する多層人格アクションアドベンチャー。銃器の扱いに長け、特殊能力を備えたkiller7たちを要所で使い分け、困難な殺しを遂行するのだ。

このKiller7、先ほどご紹介した作品に匹敵する難解さです。
いつも通りネタバレ全開で行きますが、ネタバレしたところで読者のみなさんの頭に浮かぶのは「?」でしょう。

俺もKiller7、高校2年の夏に買って幾度となくクリアし、公式から発売されていた副読本も入手しましたが未だにわけがわかりません。

わけがわかりませんが、めちゃくちゃカッコいい台詞回しとビジュアルは、他の追随を許しません!

このゲームを開発したグラスホッパーマニファクチュアは、俺の人生に大きな一撃を与えました。

何とかフォローできるところはフォローしますが、わかんなくても怒らないで下さい。

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では、プレイスタート。
既にクリア済みなので、下におまけ要素のKiller8がありますが、気にしないで下さい。

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ステージセレクト。

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この赤いカーソルをシルエットに合わせてAボタン(操作はパッドです)を押すとステージが始まります。
初見は分からなかった。

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第一話、天使です。

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道を歩く黒人。

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ガルシアン・スミス。
Killer7の一員で、今回の操作キャラクターの一人です。

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すると対面から男がやってきます。

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彼はクリストファー・ミルズ。
Killer7直属の情報屋です。
スタイリッシュな情報の受け渡しをしましたが、こんなことするのは今回だけです。

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ガルシアンに、今は懐かしいガラケーで連絡を入れたのは先ほどのミルズ。
今回の依頼を説明します。

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アパートに14匹のヘブンスマイルがいて、親玉を1匹生け捕りにして欲しいと言われました。

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多目的施設”セルティック”の乱戦

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続いてミッション内容です。

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チュートリアルが始まりました。

いきなりキレてますね。

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このゲームの異常性を説明するためにも殺っておきましょう。
右の赤い男は今は気にしないで下さい。
あとで説明しますんで。

まずこのゲーム、移動はAボタンを使う。
そう、キャラクターは360度自由に動けるわけではなく、予め決められたレールに沿って動くのだ!

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Bでターン。

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RTで武器を構える。

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そうするとFPS視点になるので、Bでロックオン。

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LTでスキャンして敵の都市迷彩を暴く。
リロードは右スティック。

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分岐点に差し掛かるとこういう風に行く先を選択する画面が出るので、好きな方向へ行こう。

操作はこんなところかな。

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じゃあ本編へ行こう。

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ガルシアンが監視カメラを一瞥すると―――

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姿が変わった!

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前方から誰か来る。

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みんな殺られちまったようです。

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何かに選ばれたそうです。

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何かキモいのに変身した。

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それを一撃で屠るこの男!

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どうも敵は増殖をしているらしい。

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はい、ここでダン・スミスの名前が入ります。

かっこいい!

このダン、Killer7の中でもガルシアン、ハーマンに次いでストーリー上で優遇されているキャラです。

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先へ進むと上から半透明の赤い男が降って来た。
最初は異様に感じるが、ゲームを進めていくと自然に受け入れることが出来る。
何事も慣れだ。

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ヤバイのはお前の格好だよ!

こいつはイワザル。
道中でプレイヤーにヒントを与える存在です。
ヒント以外にも色々と与えてくれます。

残留思念と呼ばれる存在で、いわゆる幽霊みたいなもんで、かつてKiller7に殺されたようだが。

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すぐそばにはハーマンの部屋がありまして、ここでセーブやテレビを介してキャラクターの強化が行えます。
セーブはメイドのサマンサがやってくれます。

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奥にはイワザルがいて、色々とゲームのイロハを説明してくれる。

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とりあえず先へ進もう。

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道中にはヘブンスマイルが現れるので殺る。

このヘブンスマイル、攻撃方法は近づいてきて自爆することです。

近づかれる前に殺りましょう。

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先に進むと残留思念その2、トラヴィスが現れる。
Killer7の大将、ハーマン・スミスが初めて殺した人間だそうだ。
こいつは話のストーリーを解説する役割を持っている。

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このゲーム、こういう喋り方する奴らしかいないので、あきらめて下さい。

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それから少し先に進むとイワザルと蜘蛛男みたいな奴が現れる。

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蜘蛛男の名前はキカザル。
イワザルからヤバイ奴って言われるなんて相当だな。

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このキカザルは魂弾のある場所に現れます。
魂弾に関しては後述しますんで、今はそんなもんだと思って下さい。

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先へ進むと卵を産むヘブンスマイルがいて、卵からはヘブンスマイルが生まれる。
ヘブンスマイルって卵生なんですね。

ダンの魔弾(チャージショット)で粉砕します。

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先へ進むと、トラヴィスが現れて、いましがた壊したのが都市鎮圧型のデュプリケーター、つまりヘブンスマイル増殖装置であると解説する。

「こいつが合衆国を壊滅させた」

ふぁっ!
あんなのに合衆国が壊滅させられたのか!

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なっがい話が終わると車のトランクが開いて―――

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魂弾を譲り受ける。

こいつが魂弾です。

イワザルが言うにはKiller7の忘れものらしい。
そんでもってこいつを集めると、ヘブンスマイルの種本体を守るキハン門門番に、門を通してもらえるそうだ。

こう書いても読者の皆さんには理解できないでしょうから、ま、先へ進みましょう。

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先へ進むと全速力で逃げる若者が!

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止まっちゃった! 運動不足!

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ああ!(爆死)

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次は通路の向こうからお姉さんだ。

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と、言ってぶっ倒れるお姉さん。

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うわーグロい。

ベルセルクのピピンかよ。

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死体が残ってるのが嫌だわ。

こんなところで続く。

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