瀬場拓郎、John Wick Hexでキアヌになるってよ:4
前回は港で大暴れし、ジョンは港の管理人を尋問したところHEXとコンタクトを取れる唯一の人間、偽造屋のヨシコの存在を知る。ヨシコを追ってジョンはギャラリーに突入した。今回も引き続き、ヨシコを追ってギャラリーの奥へ行こう。
開幕、拳銃を持った二人の人間がいる。確実に難易度が上昇しているな。
だが単純な数の差を覆してこそ伝説の殺し屋だ!
敵がアサルトライフルを落とすようになった。強力な銃は攻撃力があるんだけど、攻撃する時間がかかる欠点があったりする。時間をかけて銃弾とフォーカスを節約するか、銃弾とフォーカスをかけて時間を節約するか、状況に応じた判断が求められてくる。日常生活にも使えそうな考えですね。
その辺の判断の速さと正確さがジョン・ウィックの強さの秘密なのだろうか。
だんだん敵の攻撃が凌ぎきれなくなってきた。
「グアー!」死亡。
「ウゲェー!」死亡。
頑張ったけど死亡。このエレベーター難関だな。
どうしても勝てないのでやり直す。
再びエレベーター付近まで来たが、絶体絶命に追い込まれる。どうする? ジョン!
「ウォリャー!」敵を投げつつ移動するジョンのテイクダウンが炸裂する!
素早く立ち上がって銃を構える。
おっさんを投げて銃で止めを刺す。
なんとかエレベーターへ。
敵を殴って―――
撃つ。映画でよくやってるアクションだけど、実際、弾丸の節約になるし敵の動きを止めつつ倒せるのですごい有効。逆説的に映画の動きに説得力が生まれるという、幻惑的な発見をする。
敵がボディアーマーを着込むようになってきた。
へあっ! 容赦なし!
その後もギャラリーらしいアーティスティックな部屋を突き進む。映画チャプター2の美術館のシーンを彷彿とさせる。
ショットガンを手に入れた。
これで鬼に金棒だぜ!
と思ったら発射までの時間が長く、雑魚にボコられてしまった。
「なにすんねん!」ズドォン!
そんなこんなでギャラリーの最深部に辿り着くジョン。銃弾を撃ち尽くして丸腰です。
クリア。今回はボス戦は無し! グラスでかくね?
ヨシコさんと対面するジョン。
シャロン「彼女は抵抗しなかったのですか?」
HEX「彼女は自分の分をわきまえていた、だからこそ長い間立場を維持できたのだ。勝ち目がないと分かっていた。そして彼女は、そうした場合に備えて私から指示を与えられていた」
ウィンストン「ほぅ、君が無い知恵を絞って考えた秘策かね?」
HEX「ああそうだ。ヨシコはウィックをスイスの銀行へ向かうように仕向けた。私の情報が金庫に収められていると言ってな。大量の資産と共に」
シャロン「金庫には情報も資産も入っていなかった?」
HEX「どうして銀行をまるごと買えるのに、金庫なぞに現金を入れておくのかね?」
HEX「私の従業員はウィックを金庫に案内し―――
HEX「彼の背後で扉を閉めた」
ちょっと、突っ込ませてください。仮にも伝説の殺し屋なのに迂闊すぎるだろ、ジョン! こんな古典的な罠に!
まぁ、映画でもわりかしこんな感じの人なんですが、こういう抜けたところが人々の人望を集めるのだろうか。
シャロン「お見事」
HEX「奴と戦って何人の人間が死んだ? 伝説も、殺しのスキルも関係ない、奴は所詮ただの人間だ」
HEX「ジョン・ウィックだって空気も水も無ければいずれは死ぬ。あとはもう少し、私の部下が我慢強ければな」
ウィンストン「良い部下を見つけるのは難しいものだ、特に最近はね」
HEX「おっしゃる通り。そのままにしておけば勝手に死んだんだが、あの馬鹿どもはバーバ・ヤーガを殺して有名になりたがった」
注:バーバ・ヤーガはジョンのもう一つの呼び名です。
シャロン「取らぬ狸の皮算用ですね」
というわけで馬鹿が金庫の扉をわざわざ開けてくれたおかげで、ジョンが蛮勇を奮うことになった。早速、ショットガンの銃口が2丁こちらを狙っているがまぁ、なんとかなるだろう(俺の人生もそんな感じ)。
コンテナにしゃがみ込むとよせばいいのに向かってくるので――
倒す。
各個撃破。戦車に乗っていようが核ミサイルで武装していようが、ジョンは1対1では最強なのだ。
格闘で弱らせ、
銃で撃つ基本コンボ。
間合いが遠いなら射殺。死体が荒ぶる!
金的。
射殺。
で、次の標的へスイッチ! ヒュー! かっこいい!
2人の人間を交互に攻撃して沈めるジョン。
ていうかこれ、キアヌのアクションPV作成ゲームだ。やってる内にいかにカッコいい映像を作れるか? みたいなところに注力してしまう。それが面白いか面白くないかというとなかなか面白い。
「おりゃっ!」と、扉を蹴破るジョン。
HEX「私は部下の忠誠心を過大評価していたようだ」
シャロン「というとあのコミュ障陰キャ殺人鬼に友達が出来たのですか?」
HEX「ある意味な。俺の部下は怪物を前にして泣きながら震えていた。ウィックを逃がすのを手伝った」
ウィンストン「賢い」
HEX「本当にそう思うか?」
意味深な肩ポンが恐ろしいのだ! でもジョンのことだから命だけは助けたかも。本当に怒っているなら問答無用で脳天に穴をあける。この人基本、殺すか生かすかの2択しかないんだよな。
銀行から脱出だ!
このフルアーマー銀行員、HPが7もある。
ショットガンなら一撃で抜ける。銃の発射時間は長いが、チマチマ削るよりも圧倒的に速い。速さがこのゲームの全てだ!
銃弾の尽きた拳銃を投げるジョン。出が早いうえに敵がしばらくスタンするので、意外に強い。
最後の敵を投げるジョン。何故か見ていて落ち着く光景である。
銀行編終了。
死屍累々。
HEX「あの詮索好きな銀行家はウィックに最後の情報を与えた。俺の娘が山の中に構えるアジトだ」
シャロン「重要な場所なのですか?」
HEX「彼女はそこからヨーロッパにおける私の活動をコントロールしている。彼女こそ私の最も忠実な右腕」
HEX「なにより、彼女は私の娘だ」
シャロン「有名な怪物です」
HEX「ひどい言い草だな。お前たちだって、忠誠の為ならどんな人間だって平気で踏みつけるだろう」
ウィンストン「君はまだ私の友人のことを理解していないらしい。何が不満なのかは知らんが、君と主席連合との争いに、私たちは何の意味もなさんよ」
HEX「お前たちは全てだ! お前たちは奴らのインフラで、幻想の階級と礼儀に従っていれば、神の裁きからも守られてると思っているんだろう」
HEX「お前たちは奴らの偽善と腐敗の象徴だ! 奴らはルールとコインとでたらめで自分たちを守り、そしてそれが自分たちを人間たらしめると思っていやがる!」
ウィンストン「だから君はこの戦争を始めたのか」
HEX「俺が始めただって?」
ウィンストン「そうだろう」
HEX「俺の父は―――」
ウィンストン「彼は死んだ。彼が生前どのような目に遭ったのだとしても、いまの君の行動を正当化するものではない」
HEX「いま重要なのはウィックの罪だ。あいつが俺の家族にしたことだ。奴が次にやったことは決して許されるべきでない」
まぁ、なんとなく想像はつくけどね。
続く。
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