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④RIM WORLD惑星脱出記

前回までのあらすじ

コロニー、土浦市に襲撃者がやってくる。
ナイフ一本で銃で武装した三人組に挑む勇敢な襲撃者は、しかしあっという間に撃退されて即死した。
その後、コロニーの建物を拡張していく中で涼子とヴァシリがカップルになり、それぞれの部屋が作られ、研究や作業用に新しい建屋が出来上がっていく。
農場も拡張され、マッファローを手懐けて牧場のようなものも出来た。
順風満帆な生活のさなか、大規模な火事が発生し、それと並行して人の乗った輸送ポッドが不時着。
敵対する組織でありながら、心優しい土浦市の住人は輸送ポッドに乗っていたTomを救助するのであった。

負傷したTomを看病しつつ我々のコロニーに勧誘しよう。
捕まえた捕虜は奴隷としても売ることが出来たり、臓器を摘出して売り飛ばすことも可能だ。

だが、私はそんなことはしない。


基本的には。

またマムシのアックス団が攻撃を仕掛けて来た。

こん棒一本で立ち向かっていく襲撃者。
ナイフよりは射程距離が長そうだが………。

あっ、ちょっ、肉薄してきた。
涼子が負傷している。
まずい、Going medievalと違ってこの世界の住人の手足はポロポロ取れる。
大事ではないといいが。

敵を倒した。
全身まんべんなくやられて死因が特定できない。
ワーグもけっこう頑張ってんな。
っていうかこいつ麻薬中毒だ。
麻薬と言うか、麻薬っぽいフルーツ、アンブロージア依存症を起こしている。
仲間にするのはどの道厳しいか。
うち、麻薬禁止なんで。

それより涼子のダメージが気になる。
幸い、胴の打撲ですんだようだ。

ま、今回も何とかなったか。

翌日、ヴァシリがTomと話している。
何を話しているんだろう。
話題を見てみよう。
ペミカン(インディアンの保存食)、家族、オアシス、デブ………。
話題が豊富ですね。

ヴァシリが研究を始めた。
これでバッテリーが作れるといいが。

バッテリーが作れることを見越して風力発電機を建設する。
風力発電機は燃料がいらないけれど、風の強弱で発電量が一定しない。
そこで発電の多い時にバッテリーに貯めて、少ない時にバッテリーの電力を使うというやり方をする必要がある。
だからバッテリーが必要なのだ。

風力発電機が完成した。

食料がめっちゃ少なくなってる。
大丈夫かな。

なんか表示された。

全女性入植者が満足で笑みを浮かべています!
少し距離が離れた所にある幸福マシーンが起動しています。それは軌道上の増幅器を通じでこの地の女性だけに効果を及ぼすサイコスードを照射し続けています。数日の間、対象者の心情がかなり良くなるでしょう。

なんかよく分からないが、女性の心情がよくなるようだ。
良くも悪くもRIM WORLDの理不尽さが垣間見えるイベントである。
しかしこれはまだ序の口なのだ………。

Tomの怪我が治って、歩き回れるようになった。
よかったね。

再び米を収穫する。
人手の割に農場の規模を大きくし過ぎた。
収穫に時間がかかるな………。

ああっ! 太陽フレアが発生した!
太陽フレアが発生すると、全ての電化製品が使えなくなるんですよ。
クーラーも使えないので食べ物も腐ってしまう。
それはともかく、気温が30度近いので、気化熱クーラーを部屋に置こう。
心情もそうだが、熱中症で負傷するのが怖い。

服の材料が欲しいので、牧場の上の方に木綿を栽培する。
これから冬に備えるのもそうだが、ボロボロの服を着ていると心情が下がる。
とにかくこのRIM WORLDの住民、機嫌が悪くなると何をするか分からない。
備えよう。

意外と早く太陽フレアは過ぎ去った。
Tomはまだ敵対心があるので仲間にならないが、その敵対心も残り3.8なので時間の問題であろう。

何となく暇になって来たので、建物を増築する。
何に使うか分からないが、そのうち思いつくだろう。

風力発電所は範囲内に遮蔽物があると機能が低下するので、範囲に入らないように建築しよう。

あっ、ヴァシリが何かやり始めた。

瞑想しているようです。
ふーん。

Tomが仲間にならないので、心情を見てみる。
独居房の居心地があまりよくないようだ。

言われてみれば家全体が小汚い。
黄色いのは、ゲロである。
誰かに掃除させよう。

また空から誰かが落ちて来た。

親方! 空からカウンセラーが落ちて来た!

落ちて来たカウンセラー。

このカウンセラー、ナットントイアという比較的友好的な集落の人なので、オープンな場所で看病することになる。
なんか独居房の方が待遇がいいような気もするが、気のせいであろう。
いずれ負傷者専用の病棟を建設したい。

なんかクエストが発生した。
たまーに近くの集落から頼み事とかされることもあるが、今回は友好的なAIが宇宙船の座標を送って来た。
この宇宙船へ乗ればクリアだが、宇宙船を起動すると、発進準備の間にヒャッハーな暴徒が波状攻撃を仕掛けてくるし、発進準備の期間も数日単位の可能性がある。
座標へ向かうための食料、装備も必要だ。
正直、現段階では現実的ではない。
やり込み要素の類であろう。
無視する。
罠と言う可能性もあるしな。

とうとうTomが仲間になった。

こいつには料理を任せよう。
決して料理スキルが高いわけではないが、現メンバーでは高い方だ。
料理スキルが低いと、作った料理で食中毒が発生しやすくなる。
建物内にゲロがあるのはそういうわけだ。

Tomでは呼びにくいので、Tom…トム…トム・ホランド……スパイダーマンと名付けた。
よろしくな、スパイダーマン!

続く。


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