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瀬場拓郎、John Wick Hexでキアヌになるってよ:1

 RAFTのプレイを終えた俺は次にどんなプレイ日記を上げるか悩んでいた。RIM WORLDあたりが丁度いいかもしれない。今流行のVALHEIMもいいかもしれんが、いずれも家を作ったりするゲームでマンネリだなーと思ったのでSTEAMのストアを漁ってみると『John Wick Hex(ジョン・ウィック・ヘックス)』が販売されているのを目撃、こいつをやってみることにした。

つーかジョン・ウィックってなに?

 そもそも『ジョン・ウィック』は映画である。ざっくり説明すると伝説の殺し屋ジョン・ウィックは結婚を機に殺し屋を引退したのだが、妻がすぐに死んでしまう。しかし妻は死ぬ間際にカワイイ子犬をジョンに送っていて、ジョンは幸せに隠居生活をエンジョイしていた。
 だがある日、ロシアンマフィアの馬鹿なボンボンに「ええ車やなよこせ」と愛車に目を付けられて家に強盗に入られ、車を盗まれた上にカワイイ子犬を殺されてしまう。
 静かにブチギレたジョンは、親友でありボンボンの父親であるマフィアのボスの土下座せんばかりの謝罪に応じずボンボンをぶっ殺すため、彼を守るロシアンマフィアごとFPSの上手い人みたいな動きで次々と屠っていくのだった………。

 この映画、キアヌ扮するジョン・ウィックのアクションも素晴らしいのだが、殺し屋だけに流通する通貨絶対に人を殺してはいけないホテル『コンチネンタル』裏社会を牛耳る巨大組織『主席連合』普段は寿司屋に扮している忍者の存在など、殺し屋周りの独特でファンタジックな世界観も好評を博してこの記事を書いている現在、チャプター2、チャプター3パラベラムなどの続編が劇場公開されているほか、スピンオフなどの企画も進んでいる人気作である。普段は滅多に映画を見ない俺ですら、チャプター2とチャプター3は映画に足を運んだほどだ。
 このゲーム『John Wick Hex』もシリーズ第三作、パラベラムと同時期にEpic Gamesのストアから配信されたいわゆるタイアップ作品なのだが、タイアップに留まらないゲームとしての面白さがあると思ったので、いつかやりたいな、と思っていた次第である。

John Wick Hexとは?

 キアヌがFPSの上手い人の動きで敵を倒すということは、本作はアクションゲームなのか? と思うだろうがこのゲームはストラテジーである。
 ストアページの説明文を引用しよう。

『John Wick Hex』は、ハイペースのアクションを取り入れたストラテジーゲーム。大好評の映画シリーズの主人公であるプロの殺し屋、ジョン・ウィックになった気分を味わえる1本だ。映画制作チームの協力により開発された『John Wick Hex』では、舞台となる世界でのストーリーを追いながら、シリーズの目玉である「ガンフー」アクションシーンの雰囲気はそのままに、華麗な戦闘をフィーチャーした頭脳戦が楽しめる。プレイヤーはコストや結果を考慮しながら、瞬時に決断を下し、実行するすべてのアクションや攻撃を選択していかなければならない。

 また、IGNJAPAN、野村光氏はこの記事で、本ゲームキアヌ・ストラテジーと呼称している。このキアヌ・ストラテジーという言葉がこのゲームの全てを言い表しているようで面白い。

 果たしてキアヌ・ストラテジーとは何か? ま、前置きはこれくらいにしてちゃっちゃと始めますか。

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ゲームスタート

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  難易度選択。上のオペレーターは普通のゲームで、下のエキスパートは次のアクションを決めるのに五秒しか猶予が与えられないようだ。システムもろくに把握していない俺はもちろんオペレーターを選ぶ。
 ちなみにこのゲーム、日本語に対応していないので俺が頑張って逐一翻訳していきます。 ちなみに俺の座右の銘は『適当・おおまか・いい加減』なので、正確性にはいっさい期待しないように。

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 ジョンウィックがヘレンと結婚する少し前………

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ヘックス「ジョン・ファ○キン・ウィック」

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シャロン「まぁ、そうですね」

 と、いうのはこのスキンヘッド黒人のシャロン。ホテル『コンチネンタル』で受付とかしている。

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HEX「ファ○ク」

 開幕Fワードを発し、翻訳を試みる俺を動揺させる本作の黒幕、HEX。あ、立っている白髪のおじさんのことです。

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ウィンストン「彼は無礼な奴だな、そう思わんかね? 君だって分かっていただろう、彼らが我々の失踪を見過ごすはずがないことを」

 あ、ウィンストンっているのはシャロンと一緒に座っているこの初老の男性で、ホテル『コンチネンタル』の支配人です。

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HEX「確かに主席連合が誰かを送り込んでくるとは思っていたさ。でもよりによってあの悪魔を寄越すとは」

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シャロン「私たちの居場所は誰も知らないと思われますが?」

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HEX「そうだ。この場所は誰も知らない。だからこそ、君の友人がエドガー・ウーを探しにチャイナタウンへ向かったのだろう」

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シャロン「ミスターウーはあなたの部下でしょう?」

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HEX「そうだ。あいつはサウスストリート14で全てを実行した。あいつと俺との間に秘密は無い。あいつもそれを誇りに思っている」

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シャロン「正直に言って、私はHEXは実在しないと考えていました。巷に流れる神話に過ぎないと」

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HEX「そうだ俺は万全を尽くした。誰にも俺の存在を悟られないよう静かに」

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ウィンストン「それも君が我々を誘拐するまでは、だが」

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HEX「そう、君たちを誘拐するまではな。どうやら君たちはジョンがここへやってきて君たちを助けてくれると信じている様だ。だがそんな話は………茶番に過ぎない」

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ウィンストン「そうかね。だが私はいつだってその茶番を楽しんで来たよ」

 さて、字幕の翻訳でだいぶカロリーを使ったがここからが本番だ。

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 開始早々、薄汚い路地裏に放り込まれるジョン。

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ババン! QとEでカメラの回転、WASDでカメラ移動だよ!

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ババン! あーくそ、見ているだけで頭が痛くなる英文の連発だ!

アクションタイミングとインターラプト
全てのアクションにはそれぞれ実行時間が異なり、それらは画面上のタイムラインに表示されます。アクションが完了するか、インターラプトされるとゲームは一時停止します。
 インターラプトは新しい敵を発見する敵の攻撃を受ける何らかの理由でアクションが実行できないときに起きます。インターラプト発生の原因はインジケーターで表示されます。

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 何はともあれ移動である。移動はこの道に付いてる白い点々を右クリックすることで行う。画面上部に注目して欲しい。ジョンが点と点の間を移動する時間がバーで表示されていることが分かるだろう。

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 第一村人を発見。また表示が出た! しかしゲームシステムを理解するために必要な翻訳なのだ!

敵への攻撃
敵へ左クリックして色んなアクションが出来ます。アクションには範囲が合って、距離が近ければ格闘攻撃なども出来ます。
敵のアクションもまた、あなたのタイムラインの下に表示されます。この情報を元に攻撃プランを考えましょう。

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 相手はこちらに気づいていないのでテイクダウンを実行する。上の赤いラインが攻撃とかにかかる時間である。ジョンが素手で敵を殺害するのにかかる時間はおおよそ2秒。

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 死んだ。

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 これは単にこのマークがゴールです、というだけ。

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 カメラを動かしてゴールを確認する。ジョンの見えないところは暗く表示されている。

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 第二村人を発見する。タイムラインを見てもらうと分かる通り、赤いバーが表示されていない。つまりこいつはボンヤリしたアホであり、ジョンを視界にとらえても銃を構えようとしないカカシである。

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射殺。ちなみにジョンの行動はあらゆる敵に対して0.2秒早く、一対一の状況では敵を確実に完封できる。
 そう、このゲームはいかに敵より早く攻撃できるか? 時間を奪い合う頭脳戦なのだ!

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予備動作と実行
全てのアクションには予備動作があり、タイムライン上でグレーで表示されています。実際に攻撃する時間はピンクのバーで表示されます。アクションは時に複数回実行され、それぞれ個別にダメージ判定があります。

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 最後の村人を射殺してゴール。

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 第一ステージクリア。ここにウォッチリプレイとあるでしょう?

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そうするとステージクリアまでの道中がシームレス、かつシネマティックにリプレイされるのだ!

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 敵をしばき、

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 撃ち殺し、

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 撃ち合う!

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 このリプレイで、プレイヤーの行動がどれだけジョン・ウィック的であったかが判明するという仕掛けである! ジョンが敵の喉仏をチョップで潰し、直後に銃撃して倒したりする映像がシームレスで流れると映画みたいですごく楽しいのだ!

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 次のステージに続く………。

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