SATISFACTORY~満足工場~⑭
前回までのあらすじ
石炭を求めて辺境へ辿り着いた瀬場拓郎は、その土地を高萩と命名し、今までの技術発展をなぞる形で工場を発展させつつ、石炭発電から石油を使って燃料式の発電所を建設していく。
本部まで鉄道による輸送路を確保しようとするが、肝心のコンピュータが無くなってしまい、作るのも面倒なので本部まで取りに行く。
同時に本部までの行き来を楽にしようと、ハイパーチューブを北茨城まで引っ張っていくのだった。
無事に本部へ辿り着いた瀬場拓郎は、コンピュータを補充するという当初の目的を忘れ、発電所建設に勤しむヴァシリの様子を電車で見に行くのであった。
電車旅を楽しむ。
車とすれ違う。
もちろん自動運転だ。
ヴァシリ「電車の車輪動いてる?」
ヴァシリが妙なことを聞く。
瀬場「動いてるけど?」
ヴァシリ「俺が乗ると動かないんだよね」
ふーむ?
一見すると何ということのない些細なバグめいた現象である。
しかしこれが後に重大な危機に発展して行く。
遠くに見える発電所。
線路は洞窟へ続いていく。
こんなところに石英を輸送するための駅がある。
なんか幻想的。
ここで折り返して小木津駅へ。
毒ガスの島だ!
この電車をスーパーひたち1号と名付けよう。
闇夜を走る列車。
しばし夜景を楽しむ。
撮り鉄の気持ちもわかるわ~(嘘である。本当は全然わかっていない)。
このアングルもいいな。
さて、いつまでも電車にばっかり乗っていられない。
満足工場もでかくなった。
あれ? マイルストーンはもう全部達成したのか。
軌道エレベータにアイテムを入れて次のマイルストーンへ進まなければならないが………。
うーん、何しようかな。
「ハッ!(失われた記憶が戻る)」
本部へ戻る。
そうだ!
高萩で駅を建設するためにコンピュータを探してたんだよ!
おっ、結構な数のコンピュータが出来てるな。
50個くらい持って行こう。
このゲームをやると短期的な記憶喪失を味わうんですよ。
嘘だと思うならこれを読んでいるみなさんもプレイしてみてくださいよ。
多賀工場からヘビー・モジュラー・フレームを持っていく。
これで駅の材料は揃ったはず!
よーし、駅を建てちゃうぞ。
どりゃ!
高萩駅である。
次は線路を引いていこう。
ちなみに線路には電気が通っていて、他の駅に繋ぐと電力が繋がる。
つまり高萩駅を線路で小木津駅までつながると、電力システムが一本化されるのである。
高萩でも発電機は結構あるし、いまなら繋げても電力は黒字になるはず。
工事中。
工事中。
ああっ、くそっ! 小木津は遠いな!
ジャングルに出る。
木を伐採して通路を確保しようとするも―――
面倒くさくなって、空中に通路を作って線路を通した。
力学的なあれを完全に無視しているな。
なんとか北茨城まで辿り着いたぞ。
あっ、車が止まってる。
燃料を入れて再起動だ。
とりあえず北茨城に駅を建てよう。
線路の材料が無くなったので、いったん高萩へ帰還する。
材料を回収。
せっかくだから、電車で線路の建設現場まで向かおう。
ちなみにこの電車の名前はスーパーひたち2号だ。
走るスーパーひたち2号。
ジャングルの上を行くスーパーひたち2号。
線路の建設を再開する。
やった、とりあえず本部まで繋げたぞ。
というわけでヴァシリを屋根に乗せて高萩まで連れていく。
車もそうだけど、電車も何故か一人乗りである。
いや、絶対もう一人くらい入る余地あるだろ。
ヴァシリ「ディズニーのコースターみたいだ」
瀬場「若干、意識しました」
高萩へ到着。
初めて高萩を訪れ、はしゃぐヴァシリ。
軌道エレベーターの部品の様子を見る。
姿勢制御ユニット以外は半分を切った感じか。
あっ、そうだ。
多賀~本部間の電車も開通させよう。
完成した。
あっ、何かヴァシリがやっている。
どうも列車の自動運転は後退という概念がなく、こういう風に輪っかを作らないと自動で運航しないらしい。
ヴァシリが自律制御ユニットを作りはじめた。
このペースならすぐに終わりそうだ。
高萩から来る荷物を調整する。
駅から来る荷物は、ぜんぶごっちゃごちゃで運ばれてくるので、スマート分岐で仕分けする必要があるのだ。
ちなみに高萩から基盤回路と鋼鉄のインゴット、北茨城からモーターを引っ張ってきています。
多目的モジュラーフレームが溢れてる!
全てのアイテムが揃ったようだ。
打ち上げ―――
ヴァシリ「あっ、ちょっと待って」
ヴァシリ「せっかくだから発射シークエンスを間近で見よう」
瀬場「え?」
というわけでこの梯子を登れと言う。
登る。
登る。
長い。
下を見る。
た、高い!
多賀の様子。
へぇ、こうなってるんだ。
北茨城は見えんな。
岩場の土地が見える。
あっちの方が資源が豊富だったりするんだろうか。
登る。
ヴァシリ「登るのはいいんだけど、降りるのはどうしよう?」
瀬場「衝撃緩衝ジェルを使えばいいだろ」
ヴァシリ「なるほど」
とうとう雲の上まで来たようだ。
やった、頂上だ!
おお………。
何も見えねぇ。
目的の軌道エレベーターである。
ヴァシリ「それじゃ打ち上げるよ~」
軌道エレベーターが回転して―――
飛んでった。
………。
戻って来た。
乗ってみた。
よし戻ろう。
うおおおおおお!
おおおおおおおおおおお!
うわあああああああああああああああ!
これ本当に大丈夫なんか?
大丈夫だったぜ!
続く。
今回の冒険をまとめたマガジンはこちら↓
https://note.com/moon6921/m/m5834041e6b31
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