そして今
中学生の頃でした。
ラジオから聞こえた
「降り積む闇の中で風をくらい」という詩のフレーズ。
辛いことの多かったあの頃、
その一言が、なぜか私に寄り添ってくれるようでした。
学生時代。毎日毎日言葉を紡いでは作品にし、詩誌に投稿していました。
たまにご褒美のように賞をいただくことが嬉しく励みでした。
あれから数十年が過ぎ、
私は詩作からは遠ざかったまま、
すっかり年をとりました。
人生の折り返し点を過ぎて今、
昔思い描いた夢がなんだったかと自分に問う日々です。
私なりに頑張ってきました。
でも何一つかなえられなかった。
それでも、
と私は思うのです。
小さな積み重ねが、
たった一つでも夢を叶えてくれるかもしれないと。
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