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登山と変性意識について

これはちょっと怖い話なんだけど、登山をしている時にいつの間にかトランス状態になっている事がある。

その時は無論、そういう自覚はないのだけれど、後になって思うと明らかにちょっとおかしかったという事がある。

脳というのは、思いのほか欺かれ易い。

経験豊富な登山者がロストしたり、リングワンデリングしてしまうのもこれの影響ではないかと思う。

登山のこういう側面を利用した企業研修もあって、それはある意味イニシエーションであるとか、軍隊における新兵の教育に似ているのかもしれない。

ま、人間のマインドを書き換えるというと大袈裟なのかもしれないけれども、登山にはそういう側面もあるというのは意識しておきたいと個人として思う。

こんな、ちょっとネガティブな事を書くのは自分に対してのいましめという面がある。

実はとても人を信じやすいのだ。イヤな言い方をすれば騙されやすい。

そして、山で欺こうとするのは何も人ばかりではない。

山に魅入られてしまうこともある。

それはそれで幸せな事かも知れないけれども。

どうか妙な高揚感を感じた時には靴の紐を締め直してみて欲しい。

山という異界から帰るために。

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