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獣医大の教え② 野生動物学

 "おしどり夫婦という表現は不適切"

 おしどり夫婦という言葉があります。仲睦まじい夫婦を指す表現で、オシドリの雌雄が常に一緒にいることから付けられたそうです。
 しかし野生動物学を学んだ私達は、オシドリの本当の正体を知っています。実は、オシドリは一夫多妻制。雌を見つけたらすぐ求愛行動をし、そしてポンポン交尾をします。私が思うに、「おしどり夫婦」という言葉をつくった先人は、雄(夫)が数多くいる雌(妻)のうち、その一羽と一緒にいるところを観察(目撃)したのだと思います。誤解したフライデー📷みたいな。
 ちなみに、野生動物学は野生動物の生体機構のしくみを理解しながら、生態系のバランスを崩さぬように、環境保全のできる知恵や知識を学ぶ授業です。オシドリの生態は授業の序盤で教わりましたが、学んでいくうちに鳥類の半分以上が一夫多妻制だとわかりました...涙。
 学べば学ぶほど、新たな発見と軽いショックを経験してしまう、これが獣医大です笑。

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