③引越しのお仕事


掛け持ちで働いていた、引越しのアルバイトについて紹介します。

1.なぜ引越しのバイト?

以前の仲居の仕事は、勤め始めたばかりは午後勤務メインで午前中が暇だった、そしてお金がやばい、、ということで、午前中の数時間だけ働けるバイトを探していたところ、引越しの仕事を見つけた。
これやりたい!って仕事ではなかった。
単純になんか楽そうじゃない?っていう思考で決めました笑
引越しの仕事は2種類あって、ダンボール等にまとめてある荷物や家財をトラックへ積み込む人(引越しアシスタント)とダンボール等にまとめたり、梱包をする人(梱包)がありますが、私は後者の梱包スタッフとして働いていました。

2.仕事内容

・引越しアシスタント

基本的には荷物をトラックへ積み込む、または下ろす作業をドライバーと一緒にする。時には梱包をすることもある。
トラックでドライバーの社員さんと2人1組、または3人1組で1日に何件か回る。
アシスタントは時給が高いが体力がかなり必要なので男性がほとんど。  

・梱包スタッフ

食器等の割れ物、本、小物類を包んでダンボールに入れる作業をする人。
皿、コップ等の割れ物を専用の紙で包んでいくが、基本的に包み方、ダンボールへの入れ方には決まりがあるのでそれ通りに入れていく。
この決まり、というのは物の重力を計算し引越しの移動中トラック内で揺れても割れないようにするためであって、絶対こうして!とかではなく割れないようにするために工夫しているということを理解してもらえれば大丈夫。

また開梱と言って、梱包したものを卸先(引越し先)で荷解きして元の場所に戻していく作業をする場合もあります。
開梱作業の方が早く終わるケースが多い。
引越し先は新生活場所なので、物がなく、新築の場合も多いため壁を傷つけない、ダンボールや物は引きずらない等の気を遣う必要はある。

アシスタントと違って1日に1現場。
早く終わる現場は2時間で終わったり、時間のかかるところは1日かかっても終わらなかったり。
それはその現場の家財の量や梱包の量による。
あらかじめデータは渡されており、ある程度の家財量は把握済みだが、信用ならないことが多い。そのため、実際に現場に行ってからでないと作業時間がどのくらいかかるかはわからないのが正直なところ。
大変な現場は、全身が埃っぽくなったり、靴下を捨てるほど汚い現場もある。それをG現という。
現場によって異なるが、2人で行く時もあれば5人等で行く時もある。
トラック移動というより、自家用車での移動。
いかに効率よく丁寧に、かつ早く終わるか、周りと協力しながら行うことが重要。
女性の主婦層のスタッフがほとんど。

・営業スタッフもいます。


私は、冒頭にも話した通り梱包スタッフとして働いていました。


3.大変だったこと

働く前は楽そう、だなんて思っていた自分はどこ言った?って感じです。笑

1日かけても終わらない現場の時は達成感どころか疲労感しかない。
中腰の作業、重いものを移動、運ぶこともあり体への負担は大きい。
足の踏み場もない現場は、梱包するにしても作業スペースがなくとても大変。
ダンボール置き場の確保をいかに上手にできるかが大事。
お客様の、生活の一部を扱うのでかなりセンシティブ。見たくないものを見ることもある。
引越し前は1日くらいエアコンは我慢しよう、もう撤去済みというケースも多く、夏は暑く、冬は極寒の場合が多い。
割れ物の扱いが1番神経を使う。
お客様によっては、捨てるか捨てないかの判断ができず作業が進まないこともある。
何を持っていくか持っていかないかがわからなくなることが多々。
休憩時間を取れないことも多々あり。
梱包スタッフの場合、若い人が少なく主婦層がかなり多い。
そして、入れ替わりがかなり激しい。
1日だけ働いていなくなってしまう人もいる。


4.やりがい

食器棚にパンパンに入った食器をダンボールに全て梱包できた時の達成感、全てのものがダンボールに入ってすぐに引越しができる状態になった時の達成感は頑張ってよかった!と思う。

ありがとうと感謝された時はやっぱり嬉しい。

実際働いてみて大変だったことの方が多いかも。
でもそれ以上にやりがいもたくさんあったし、支社管轄エリア内での作業ではあったが、時に他の支社の応援に入ったりしていろんな現場に行けて気分転換にはなった。お昼の時間や作業終了後にお茶したり、普段行けないようなところで作業スタッフとコミュニケーションを取れたことはとてもよかったと思う。


5.成績

ありがたいことに、
なぜかアルバイト1ヶ月足らずでリーダーを任され、新人に教えたり、お客様へアポ・作業時間の確認、梱包資材不足時の手配、誰がどの部屋を担当するかの選定、作業終了時の報告連絡等、現場入から支社へ帰るまでの流れを全て任せてもらえ、自分のやり方で指示ができたのでその点ではとても楽だった。
名刺を作ってもらったが、副業でやっていてバレるとまずいので、名刺はほとんど使っていなかったのが現実。


6.ポイント

アシスタントでも梱包スタッフでも体力のある人
物を大切に扱える方
丁寧にかつ、迅速に作業できる人
周りに配慮して仕事ができるか
協力してチームで動ける人
率先して動ける人
よく気づいて行動できる人

現場によって作業時間はバラバラなため安定的な収入にはつながりにくい。
3月、4月の新生活、引越しシーズンは鬼のように忙しい。
お客様自身で全て梱包をするところもあり、梱包スタッフが必要ではない現場もあるため、定期的に仕事があるわけではない。

7.まとめ

今思うと大変な部分が多かったと思うけれど、体力に自信がある人には向いていると思う。
学んだことはとてもたくさんありました。
私の場合は周りの人に恵まれていましたが、体育会系なので厳しい先輩や上司がいると大変なことはあると思います。基本的に女性には優しい業界?(多分)だと思うので、安心してください。
もし、引越し業界考えている人、私は腰痛を患ってしまったので、くれぐれも体には気をつけて働いてください。


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