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【WSET diploma試験】D6試験の勉強法

Caplanのオンライン講座がとても役立った

2023年7月のD6のテーマは「ボルドーの環境認証」についてです。比較的取り組みやすそうだなと思っていましたが、ちょうど、Caplanのオンライン講座が、6月15日にありました。

これが、丁寧すぎる講座でして、おおよそD6で、どんなことを書けば良いかをコンパクトにレビューしてくれました。

理解を深めるフェーズ

オンライン講座で紹介された論文やwebサイトを自分で読み込み、理解を深めていきました。

特に役立ったのは、CIVB(ボルドーワイン委員会)のサイトでした。フランス語を選ばないと十分な情報が出てこないのですが、Google翻訳を使いながら、情報を集めました。他には、DecanterやDrink Businessの記事が役立ちました。

もう一度求められていることを確認

D6では、3つの小問に分かれていますが、それぞれにweightningがついています。1は、「ボルドーのワイナリーが取得可能な環境認証について概要を述べよ」です。ここは、調べるのも簡単なのでたくさん書きたくなりますが、15%しかweightningがありません。3000字の15%ですから、450字程度で書くことを求められています。もちろん、それ以上書いてもいいのですが、それ以上書いてしまうと、2と3で書くべきものが書けなくなります。僕は文字数でいうと、20%は超えないようにまとめるようにしました。

あと、大事なのは、動詞がどうなっているか。2はcommentプラスexplainですから、2つに分けて書く必要があります。

3は、あなたの意見を書きなさいです。

注意書きに、できるだけ具体例を上げなさいと書かれているので、そのことも頭に入れながら書きました。

過去のExiaminar’s Reportを読む

D6の合格率は、結構高くて95%程度合格します。DistinctionやMeritの比率も高いので、できれば、良い成績で合格したいところです。

繰り返し、書かれていることは、求められていることと違うことを、長々と書いている論文が多いということでした。特に、あなたの意見を述べなさいというときには、しっかりと自分の意見を書くのが大事です。

英語化に関して

今は、DeepLという、素晴らしい翻訳ツールがあります。引用した文章は、その論文から英語をいただきましたが、自分の意見については、日本語で書いて、DeepLで翻訳して、自分で読み直しておかしい英語を直す程度にしました。

すべてを日本語で書いて、DeepLで翻訳してもいいと思います。ただ、ワインのテクニカルタームは正しくないこともありますから、自分で読み直して、微調整が必要と思います。

論文の体裁

僕自身は、本業で、英語論文は100程度書いていますので、そんなに不安はなかったのですが、初めてだと参考文献の書き方など不安があると思います。

ネットに2022年のD6で、Distinctionを取られた方が自分の論文を公開していましたので、参考にさせていただきました。

Sustainability in Wine: D6 Research Paper for WSET4 Diploma

最終調整

とりあえず、文字数を気にせずに書いた初稿は5000文字程度になりましたから、3000±300字程度まで削っていく必要があります。weightningを気にしながら、内容を集約させました。

参考文献の書き方などは、Guidanceに丁寧に書いてありますので、フォーマットを間違えないようにしましょう。論文内に自分の名前などを書いてはいけません。そのかわりに、すべてのページにCandidate numberを入れることが求められています。

提出

提出は、Caplanに郵送するか、持参することになります。僕は職場がCaplanのすぐ近くなので、印刷したものを、7月7日に持参しました。

僕の記事は、すべて無料記事で公開しています。もし、記事が参考になってサポート(投げ銭)したいという場合は、よろしくお願いします。今後もワインの学びに役立つ記事を公開していきたいと思います。