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【WSET diploma対策】Theoryでよい点を取るには

WSET diplomaのTheoryは難しい

先週、10月に実施された、D2, D4, D5の試験結果が返ってきました。僕は受験していませんが、友人の多くが受験していました。

皆さん厳しい結果であり、D1はスムーズに行った方も苦戦していました。自分はできたと思っても、実際の点数は低かったり、不合格だったり。改めてDiplomaの記述問題は難しいなと思います。教科書を理解して、おおよそのことが書けたとしても、おそらくPassの点数はもらえません。

僕自身、D2はDistinctionいけていると思ったのに57点だったり、D5 TheoryはMerit以上と思っていたのにFailだったり、単なるfactual recallを求められているわけではないのは確かです。

Examiner's Reportを見ると、D1の合格率は全世界で60-70%くらいになっていますが、日本人の合格率は50%を下回っているそうです。そういう意味では、英語力というのも点数が伸びない原因の一つであることは確かです。

Theoryでよい点を取るための4つの秘訣

Examiner’s reportを読むと合格点、高得点を取るためのアドバイスが書かれています。自分を戒めるためにも、確認してみます。

一番大事なことは、聞かれていることについてポイントをついた回答にすること。たとえば、「シェリーの生物学的熟成がワインスタイルに与える影響を説明せよ」と問われた時に、生物学的熟成とシェリーのスタイルについて知っていることを書いても、合格点はもらえません。熟成によって、こういう変化が起こるから、ワインスタイルがこうなるというように、問いに対して答えるような書き方が必要です。

2つ目に、十分な文字数を書くこと。D5の50%問題なら、A4で2枚以上と書かれています。

3つ目に、数字などを正確に記載すること。フロールの生育に必要な温度、湿度、発酵温度、最大収量など、正確な数字が求められています。こういった数字を正確に書けるかが、メリットにたどり着くかの境目と思います。

4つ目に、具体例を入れながら書く。「酒精強化をするタイミングがワインのスタイルに与える影響について説明せよ」であれば、一般論を書くだけではなく、ポートの場合、シェリーの場合、VDNの場合など、具体的に書くことが点数を上げていきます。

多少は大目にみてくれるようですが、ワイン用語や地名は正確なスペルが求められています。

残り10日となりましたが、2回目なので、良い点で合格できるように頑張ります。

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