見出し画像

【WSET diploma対策】試験結果に対する異議申し立て

WSETは試験結果に対する異議申し立ての仕組みがあります。

Percentage Breakdownのリクエスト

WSETの試験では、Pass with Distinction, Pass with Merit, Pass, Fail, Fail unclassifiedと言うグレードの形で結果が返却され、具体的な点数は記載されていません。

具体的な点数を知りたい場合には、試験結果を受け取ってから10営業日以内(具体的な締め切りはCapalanが指定してくれます)にPercentage BreakdownをWSET本部にリクエストします。その際、1つの試験あたり27ポンドかかります。まぁ、高いですね。笑

払い込みが終わってから10営業日以内にメールで点数が送られてきます。D1の時は、3日ほどで結果が返ってきましたが、D2, D4, D5のときは6日かかりました。

再採点のリクエスト

試験結果に納得がいかない場合には、WSET本部にEnquiry(再採点のリクエスト)を送ります。これは、Percentage Breakdownの結果を得てから、10日以内におこなわないといけません(具体的な締め切りはCapalanが指定してくれます)。

再採点では、はじめに採点した人と異なる方が採点をします。

再採点の費用はD1とD2とD6が127ポンド。D4とD5はTheoryとTastingがそれぞれ79ポンド。D3はTheory 1問、Tasting 1フライトに79ポンドがかかります。

60日以内に再採点結果が返却されます。この結果にも納得行かない場合には、さらに異議申し立てすることも出来ます。

再採点の結果、グレードが変わる場合には、再採点の費用は返還されます。

過去の方の話を聞くと、グレードが変更になる方が結構いるようです。あと数点あればグレードが上がるのにという場合にはやってみる価値はあると思います。特に、ぎりぎりでFailになった方は是非やってみるとよいと思います。

Feedback

Failであった場合には、再採点に加えて、個別のフィードバックをもらうことが出来ます。再採点とFeedbackで、かなりの値段(D1とD2 は127ポンド)ですが、自分のどういう部分が評価されて、どういう部分が評価されていないのかを知れますので、Failになった人で、自分では受かっていたはずなのにと思う方はトライしてみていいのではないでしょうか。

このような、試験結果に対する異議申し立て制度がしっかり構築されているのもWSETが教育機関として優れている点ですね。

僕の記事は、すべて無料記事で公開しています。もし、記事が参考になってサポート(投げ銭)したいという場合は、よろしくお願いします。今後もワインの学びに役立つ記事を公開していきたいと思います。