【WSET diploma対策】D6試験の概要
D6試験はレポート
D6はindependent Researchと言って、通常の筆記試験ではなく、レポートによる試験です。毎年2つのテーマが発表され、1月末締めきりのテーマと7月末締めきりのテーマがあります。自分の好きなタイミング、ないしは、好きなテーマのものを選んで、3000字の論文を書いて提出します。
WSETの教科書を越えて、自身で、論文やwebの記事などを読んで、与えられたテーマに対して論文としてまとめることが求められています。WSET4全体の10%の配点があります。
D6試験のルール
まず、D6 independent Research Guidelinesを読みましょう。
文字数は3000字で、10%の増減が許されています。つまり、2700-3300字を守らないといけません。参考文献や図表は文字数に含みません。
参考文献をつけることが求められています。
論文を書くに当たって、幅広い文献などを読むことが求められています。
100点のうち15点の論文の構成、スペリング、文法、参考文献の書き方に割り当てられます。
55点以上が合格です。
D6試験の合格率は?
Examiners' Reportを見ると、合格率は95%程度と他の試験に比べると圧倒的に高いです。しっかりとルールを守って、それなりに調べてまとめれば、合格は難しくない試験です。Distinctionやmeritの割合も高いので、ぜひ、良い成績を狙いましょう。
D6の2023年7月のお題はボルドーの環境認証
WSETのGlobal Campusに入ると、D6 Resorceというところに、その年度の課題とGuidanceとCover sheetがあるので、ダウンロードします。
お題:certified environmental approaches in Bordeaux
D6試験を受験をするには
D1を受けていれば、好きなタイミングで受験することが出来ます。毎年2つお題が出るので、それを見て、好きなときに提出します。
受験する場合には、Caplanに受験申し込みをします。受験料は27,500税込み。7月末の提出期限でも、受験申し込みは7月10日ですので、気をつけて下さい。
D6試験にどのくらい時間がかかるか
僕自身は仕事柄、これまで100報程度の英語論文を書いてきたので、1週間くらいで終わるのではないかと思っていました。ただ、ボルドーの環境認証を調べたり、設問に対する自分の意見をまとめたりするのに、結構時間がかかり、最終的には3週間くらいの時間がかかりました。
Caplanに持参して提出
カバーページには、candidate numberやAPP numberや文字数を記入し、サインをする必要があります。論文本体には名前はかいてはいけなくて、すべてのページにcandidate numberを入れます。できあがったものは印刷して、指定された表紙をつけて、Caplanに郵送するか直接持参します。僕は、職場がCaplanから歩いて10分くらいなので、直接持参しました。提出日は7月7日。これで、最後の最難関試験D3に向けて気持ちを整えることが出来ました。
Caplanによれば、7月10日に締め切ったあと、カバーレターとかのPDFを送る予定だとのこと。こんな早く出す人いませんみたいでした。
D6をどんな感じで勉強したかは、締め切り日の7月31日を過ぎたら、書きますね。
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