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【sake diploma対策】sake diploma internationalの受験対策

sake diploma international は1次と2次を1日で行う

sake diplomaは二次試験に論述試験があって、2021年度は3問200字の論述問題がありました。一次試験を初日に終えてしまった僕にとっては、10月になって、知識を覚え直すのはかなり大変でした。十分な論述対策をするなら、1次試験と同じくらい勉強する必要があります。

そこで役立ったのは、sake diploma internationalを受けたことです。internationalは10月に、1次試験と同等でかつ、選択肢のない記述問題100問(選択式でないので、sake diplomaより難易度が高いと思います)と、論述問題2問があります。これは、かなりきっちり勉強しないと合格できません。

そこで、internationalの論述対策をしっかりやることにしました。そうすれば、sake diplomaの論述は軽くクリアできるだろうと。

1次試験と論述対策

9月下旬からは、international対策に本腰を入れ始めました。

1次試験対策は1次の日本語の試験で使った問題集を選択肢を見ないで、英語で回答することをやりました。日本酒のことを英語で説明するなんて、相当な英語力が必要と思われるかも知れませんが、そんなことはありません。山田錦はYamadanishikiと書けばいいのです。もちろん、並行複発酵はmultiple parallel fermentationと書かなければいけないので、一定数の日本酒向けの英単語を覚える必要がありますが、たいしたことではありません。単語帳を作りましたが、100御程度です。一方で、論述は、短い時間(20分)で英語でA4 2枚分、回答するので、対策は必要です。

日本語の問題集に英語で答えるという勉強を2周した後に、英語論述対策に移りました。20府県それぞれに対して7キーワードをちりばめて、英語で回答するという感じで、論述に出そうなテーマに対して、まず、日本語で7つキーワードをあげられるように繰り返しました。その後、英語で書きました。テーマはアカデミーデュヴァンの論述対策講座に出席したときにいただいた15テーマとレコールデュヴァンでいただいたテーマに回答を作りました。この勉強は2週間くらいかかり、最終的には200ページほどのオリジナル問題集を作るに至りました。これで、どんなテーマが出ても、日本語と英語で記述できるような状態に仕上がりました。

この問題集も必要な方がいらっしゃれば、差し上げます。DM下さい。

論述問題のテーマを予想

論述対策ですが、過去の問題を見てみると傾向のようなものが見えてきます。日本語の試験の論述テーマと英語の試験にも論述テーマは、かぶらないように作られているので、両方を見ておくとよいと思います。過去のテーマを紹介します。

▼日本語の論述試験

2017年
生酛と山廃の現状と将来性について(A4)

2018年
セルレニン耐性酵母とあなたの意見 (A4)

2019年
美山錦について書け(200文字)
村米制度について書け(200文字)

2020年
奈良県について書け(200文字)
球磨焼酎と相性の良い料理を郷土性にを考慮して書け(200文字)

2021年
扁平精米について説明せよ (200文字以内)
本格泡盛と合わせる料理とおすすめの理由を書け(200文字以内)
貴醸酒の今後の展望をあなたの意見を述べよ(200文字以内)

▼Internationalの論述試験(1年遅れで試験がスタートしている)

2018年
山廃について書きなさい
追い水と割水の違いについて

2019年
五百万石について書きなさい
火入れについて書きなさい

2020年
新潟県について書きなさい
泡盛について書きなさい

2021年
高知県の3つの酒米を特定し、その上で最も代表的なものについて説明せよ
蒸留操作について説明し、減圧蒸留によるフレーバー/アロマの特徴を述べよ

これを眺めると、テーマは大きく4つにカテゴライズされます。過去に出題されていないテーマがおおよそ予測できます。大胆に予想してみました。

  • 米に関する問題(五百万石と美山錦と村米制度はが出ているので、雄町を予想します)

  • 酒造りに関する問題(火入れ、追い水と割り水、山廃、貴醸酒、セルレニン耐性酵母がでているので、三段仕込みかアルコール添加酒か熟成古酒を予想します)

  • 県に関する問題(新潟、高知、奈良が出ているので、静岡か広島を予想します)

  • 焼酎に関する問題(泡盛、球磨焼酎が出ているので、麦焼酎か焼酎の油臭を予想します)

もちろん、勉強は山を張らずにまんべんなくやりました。

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