【日本全国写真紀行】 53 大分県大分市今市
大分県大分市今市
石畳が江戸時代へと誘う宿場町 大分市の中心から西へ、竹田市に向かう途中にある今市。江戸時代、豊後鶴崎と肥後熊本を結ぶ肥後街道の宿場町として、豊後国最大の石高を誇った岡藩が開いた宿場である。岡藩の参勤交代のときには宿として、肥後藩の参勤交代時には休憩所として利用された。街道沿いにはお茶屋、代官所、造り酒屋などが軒を並べ、大名行列の時はもとより、多くの旅人たちでにぎわっていたといわれる。
この宿場町時代に造られた宿内の石畳道が、今もほぼ当時のままに残っている