【日本全国写真紀行】 25 千葉県夷隅郡大多喜町
千葉県夷隅郡大多喜町
天下の勇将本多平八郎忠勝が築いた美しい城下町大多喜町の歴史は、安土桃山時代末期の天正十八(1590)年、徳川四天王の一人・本多忠勝が十万石で初代藩主となり、大多喜城と町を整備したことに始まる。忠勝は十万石にふさわしい城と城下町の建設をめざし、城の南と東に武家屋敷を、その両側に町人町をつくり、夷隅川の川沿いに二十あまりの寺院を配した。これは、いざというときには侍たちを寺に配備して城を防御させるためだったと伝えられる。
本多忠勝は、通称平八郎。徳川四天王