見出し画像

旅行をとにかくつまらなくする方法を考えてみる説

某番組のタイトル風にしてみました。
別に何もわざわざ「つまらない旅行にしよう」としているわけではなく、気づいたら「とにかくつまらない旅行」になってしまっていた経験を思い出した。

もう10〜年以上経っているので時効でしょう。たぶん。
思い出の笑い話を、あくまでネタとして書くものであって、何かを批判をするものではありません。。

…高校の修学旅行の話です( ˙꒳​˙ )キリッ
念のため、詳細や旅行先は伏せます。決してその旅行先に問題(つまらない理由)があるわけではありませんので…

修学旅行のグループでわたしだけつまらないと思っているのなら、わたしの気持ちや在り方のためなので、それはまあ仕方ないが、おそらくグループの全員?がつまらないと思っていただろう。なにしろ、普通ならテンションの上がる修学旅行にも関わらず、(普段に比べて)かなり会話がなかった。

原因①
学校が指定した行き先が全て「ひとついけばいいのでは」と思えるようなところばかりだった。
なぜ似たような場所をいくつも指定するのだろう。
また、皆でゾロゾロゾロゾロ歩いたり、淡々と説明を聞くことばかりだった。
学校としては「勉強を兼ねて」だったのだろうが、もうこの時点で「修学旅行」の「旅行」成分はほばない。

原因②
自由行動中に自由すぎる行動をとる人がいた。
テンションが上がりすぎて好きに行き先を決めてしまったとか、グループの集合時間に遅刻してきたとかなら、もはや別に構わない。
自由行動中に勉強会をしようとする人がいたのである。
一応決めていた行程表を片手に「えーとそれでは参考書を買いに本屋さんへ行きます」と書かれていないことを言い出されたときは、もはや某大晦日の笑ったらいけない企画並みである。
受験の真っ只中だったからそういう考えの人もいることは構わないが、修学旅行中に勉強をするくらいならもうホテルに待機して勉強していた方がタイパがいい気がする。
ここでグループ内から「本屋さんはともかく、長居をするのはつまらない」という意見が出た。
…いやもう、旅行じゃない(笑)

原因③
おそらくこれが、10〜年経っても鮮明に「人生でとにかくつまらない唯一の旅行」として思い出せる所以である。

旅行先のお昼ご飯が、人生で食べた中で感動するほど美味しくなかった。ダントツ一番、である。
一番高い山は富士山だと誰でもわかるが、二番目に高い山は思い出せない。という話があるが、まさにこれである。人生で一番おいしくないご飯。二番目と聞かれてもあんまり思い出せない。わたしの中では富士山と北岳より離れている。

それにしても、これに関してはほんとうに、どうやったらこんなものが作れるのか?と未だに謎なくらいめちゃくちゃであった。
その旅行先では有名な料理であり、そこにきた人はそれを食べることが多いと思われる。値段も決して安くはなかった。
確か有名な観光スポットの大通りにあり、「ここならまあ大丈夫」という雰囲気を醸していた。

おそらく、そのような一等地にあるからこそ、あのような感動的な味でもなんとかやっていけるのだろう。
わたしはそれ以来、その料理の名前=おいしくないというパブロフの犬状態である。あのお店はとんでもない風評被害を撒いている気がする。
今はどうなっているだろうか。
お店の名前を忘れてしまったのが悔やまれる。

原因④
幽霊騒動
もうこの時点で某大晦日の…笑ったらいけない企画感がある。誰かがふざけて「ホテルに幽霊がいるのを見た」ということを言い出した。(わたしには冗談で言っていると聞こえた)少なくとも目に見える資料などの形で、根拠があったわけではない。
ただ、それを間に受けた数名が「夜寝られない」「廊下に出られない」など騒いだりし始めて、わたしたちのグループの部屋に押しかけてきた。
夜中まで勉強会をしている人たちはそれを「どうでもいいから静かにしてほしい」と言い、わたしはなんでも良いから寝ようとしていたのだが、騒ぎで寝るのが遅くなった(旅先の睡眠大切!!)
まあ、今思えばこの騒動の原因も、修学旅行のハイテンションがあったのかもしれない。

以上、これがわたしの
「とにかくつまらない唯一の旅行」である…。

これのおかげで、
基本的に何を食べても美味しい!
(たまに、「あそこのお店の料理微妙じゃなかった?」という話になっても「いやいやいや…そんな…(ダントツワーストは確定している!)」

旅先でつまらないことはない!

という、「ダントツワーストがあるおかげで」ラッキーなことを感じることがちょこちょこある。

今書き上げてみると、大人になって旅行してもこんなにいろんなことはないだろう。これは高校の修学旅行という環境で起きた、ちょっと苦笑いしてしまう思い出だ。

つまらないと書きながら、これはこれで面白いかもしれないと、そんなふうに思い返した。

今度、旅行のやり直しをしに、遊びに行きたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?