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【柔道整復学】上腕骨骨幹部骨折

【2022/07/30 更新】このアカウントは鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師・理学療法士・作業療法士・臨床検査技師・言語聴覚士などの国家試験対策の覚え方のコツ・ノウハウ・ゴロ合わせなどをお伝えしています。

【柔道整復学各論】
 ⏩ 上腕骨骨幹部骨折 についての解説

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こんにちは!
オンラインで試験対策を学ぶなら森元塾 塾長のもぬけです。

【上腕骨骨折の分類】
[上腕骨近位端分骨折]
 ▶結節上骨折
  →骨頭骨折
  →解剖頚骨折
 ▶結節下骨折
  →外科頚骨折
  →大結節単独骨折
  →小結節単独骨折
  →結節部貫通骨折
 ▶骨端線離開
[上腕骨骨幹部骨折]
[上腕骨遠位端分骨折]

 ▶顆上骨折
 ▶内側上顆骨折
 ▶外側上顆骨折
 ▶通顆骨折
 ▶内顆骨折
 ▶外顆骨折
 ▶小頭骨折
 ▶滑車骨折
 ▶複合骨折

問題 上腕骨骨幹部の三角筋付着部より遠位での骨折で転位に直接関係しないのはどれか。
1. 三角筋
2. 上腕筋
3. 上腕二頭筋
4. 上腕三頭筋

答え:2

【フローセの腱弓】
 橈骨神経(後骨間神経)を絞扼しやすい



【まとめ】重要なポイント

上腕骨骨幹部での骨折は、条件が整うと骨癒合がわるく偽関節を生じやすくなります。

【偽関節の発生しやすい3つの理由】
 ▶
横骨折:骨折部の横断面が小さい
 ▶緻密質のために仮骨形成が不利
 ▶整復位を保持する固定が困難

上腕骨骨幹部には橈骨神経溝があり、撓骨神経麻痺を起こしやすいのも特徴です。

また、三角筋の付着部よりも近位か遠位かによって転位が異なります。
これはよく出題されるので絶対覚えておきましょう。

【三角筋付着部より近位】
 近位骨片:内転転位
    筋:内転筋群(大胸筋・大円筋・広背筋)
 遠位骨片:上方転位
    筋:三角筋・上腕二頭筋・上腕三頭筋・烏口腕筋

【三角筋付着部より遠位】
 近位骨片:前外方転位
    筋:三角筋
 遠位骨片:後上方転位
    筋:上腕二頭筋・上腕三頭筋


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