見出し画像

Monthly MAL vol.7

こんにちは!2022年春アニメも終わっちゃいましたね。。みなさん夏アニメは何を観るか決めましたか?私は「はたらく魔王さま!!」の2ndシーズンが楽しみでワクワクしています。毎日暑い日がつづきますが、今月もMonthly MALは夏バテ知らず。みなさんが気になっている春アニメの着地数字や、9月に開催予定の「MAL文化祭」についてお知らせしますので、最後までお付き合いください!

※グラフ内の「放送前」数字に一部間違いがあり、修正いたしました。またこの修正に伴い、文章も一部差し替えを行いました。申し訳ありません。(7/22 9:55 Monthly MAL編集部)

■2022年4-6月クールアニメの着地数字

データ活用チームでMALにジョインしている電通の清水です。
今月は4~6月クールの作品の着地数字を特集します。

まずはメンバー数TOP20作品の数字を見ていきます。

スクリーンショット 2022-07-22 9.07.24

※ランキングは2022/6/30時点のものです
※2022年4月クール作品を対象としています
※メンバー数は「作品をマイリストに追加」した人の数です

TOPICS 1 「鬼滅」「進撃」をも超えた「SPY×FAMILY」

首位に輝いた「SPY×FAMILY」は国内でも大きな話題を巻き起こしましたが、海外のアニメ好きの間でも、84万人を超えて着地しました。この数字は1~3月クールの「鬼滅の刃 遊郭編」「進撃の巨人 The Final Season Part 2」の着地数字(放送終了後3/30時点のメンバー数)を上回る記録的な数字になりました。特に驚異的な点は、グラフのオレンジ色の部分、5月10日以降のメンバー数の成長でした。一般的にメンバー数の伸びは初速が落ち着いて鈍化する傾向にありますが、本作は例外的にどんどんと新しい視聴者を獲得し続けて行ったことがうかがえます。

TOPICS 2  盤石な人気を示した「盾の勇者」と「かぐや様」

前作が人気を博した期待作品の「盾の勇者の成り上がりSeason2」「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」は、共にメンバー数50万人を超える大きな数字を記録しました。放送前時点で「盾の勇者」では約40万、「かぐや様」で約30万のメンバー数がおり、10万人程度の差がありましたが、着地数字は僅差に。後述の評価スコアでは「盾の勇者」が6.6、「かぐや様」が9.2となっており、両作品のメンバー数の伸び方の違いには、作品評価による話題の拡散が響いた可能性もあります。

TOPICS 3  事前の期待を大きく超えた「パリピ孔明」「乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です」「恋は世界征服のあとで」

放送前から大きな増加率(着地数字÷放送前数字)を記録した作品には、初アニメ化作品が名を連ねました。それぞれ原作マンガ・ライトノベルがある作品ではありますが、特に「パリピ孔明」は19倍もの増加率を記録し、ダントツの数字になりました。日本に比べてマンガの浸透度が高くない海外市場においては、まだまだマンガ原作の時点では注目されず、アニメ化によって発見される作品が多いことが伺えます。逆にとらえれば、マンガの浸透には大きな余地が残されているとも言えそうです。

続いて全作品のデータを数表で掲載します。主にスコアについて見ていきます。

スクリーンショット 2022-07-22 9.11.09

※ランキングは2022/6/30時点のものです
※2022年4月クール作品を対象としています
※メンバー数は「作品をマイリストに追加」した人の数です
※スコアは「作品をリストに追加し、かつ評価した人」の評価数平均です
※各項目上位10作品を赤くマーキングしています
※データの集計上前月まで対象になっていなかった「エスタブライフ:グレイトエスケープ」を追加しました


TOPICS 4  着目すべき高評価作品

既に触れた、多くのメンバーを獲得した作品では、評価スコアにおいても上位の作品が数多くありました。スコア9を超えた「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」、メンバー数で首位であり、スコアでも9に迫った「SPY×FAMILY」、事前の期待を大きく超えた「サマータイムレンダ」「パリピ孔明」などです。一方で、メンバー数では上位には食い込みませんでしたが、「キングダム第4シリーズ」は「SPY×FAMILY」に匹敵する評価スコアを記録しており、視聴が広がるポテンシャルを感じさせました。

いかがでしたでしょうか?絶対的なヒット作品となったSPY×FAMILYだけではなく、いくつもの作品にヒットの芽や、ポテンシャルを感じられる結果だったかと思います。次号では7月クールの初速に加えて、ファン層を深堀したデータ分析を特集しようと考えています。是非ご期待下さい!

■MAL文化祭を開催します!

こんにちは、取締役の赤星です。

今回はMyAnimeListの新しいコミュニティイベント、MAL文化祭についてご紹介します。

MAL文化祭は、日本の高校の文化祭をモチーフとしたMyAnimeList主催のオンラインのお祭りです。9月17日、18日の2日間にわたって開催します。

画像3

MAL文化祭にはウェブ会場とVR会場(プラットフォーム:VRChat)があり、ユーザー参加型企画いっぱいのお祭りとなります。本日は特にVR会場がどんなものかお伝えしたいと思います。

下記、MAL文化祭プロモーション映像です!


この映像は有志に協力いただいて、VR空間の中で撮影したものです。

文化祭は生徒全員で創っていくもの。催し物を行うメンバーを募り、一緒に出し物の練習をし、共に学校を飾りつけし、そして文化祭当日を迎える。この過程には人間ドラマがあり、人と人との距離は近づいていく。じゅるり、エモさ極まりますね。

文化祭は、お祭り当日そのものではなく、作り上げていく過程にこそ、その本質があると考えています( ✧Д✧) カッ!!

MAL文化祭は、海外ユーザーがアニメで見たことのある文化祭のように、参加者の趣味や特技を披露しながら、当日および当日を迎える過程を通じて参加者同士が新しい友情を生み出すことに重点を置いています。

ユーザーの協力も得つつ、会場も着々と出来上がってきています。特別にチラ見せしちゃいますね。

画像4

画像5

さて、こちらのMAL文化祭ですが、MyAnimeListのサービスとしてのグロースにどう紐づいていくのか。

MyAnimeListには2022年5月にリリースした、アプリで遊べる「クラブ」という機能があります。日本の部活動をもじった名称のグループ作成機能です。

例:『一人ぼっちで社会性のない人が集まるクラブ』画像6

アニメにはジャンルやカテゴリー、設定、絵柄等において多様性があり、アニメが好きと一口に言ってもその趣味嗜好は人によって大きく異なり、アニメのことを一緒に話せる友達が欲しいと思っても、ぴったりのお友達を見つけるのは簡単ではありません。

それぞれのアニメには、タイトルごとのファンが細かく存在しており、大きな括りでのアニメファンというのは存在はしているが、コミュニティを形成する要素ではありません。

クラブ機能は、その前提に立ち、ユーザーが好きなサークルを自由に作り、そして、好きな人達とだけ会話ができる場所を想定しています。

一つのサークルに集まる人数は大きくは無いかもしれないが、それがたくさんできることで巨大なコミュニティが形成されていきます。

上述のように、現在クラブ機能は、アプリでの2Dのコミュニケーションですが、これが3Dとなったら体験はどうなるでしょうか?メタバースという言葉を聞かない日がなく、若い世代が小さい頃からゲームで3D空間内での自キャラ操作に慣れ親しむ現在、ウェブ上でのコミュニケーションのスタンダードは数年後にどうなっていくでしょうか。

MAL文化祭は、ワンショットのイベントとしてまず2022年9月に展開しますが、気の合う仲間とおしゃべりできるクラブ機能へのVR空間展開を中心に、VRでの体験は恒常的なものとしてMALのサービスに組み込まれていき、新しい世代のアニメファンがどの他のサービスよりも楽しめるコミュニティとして成立させていきたいと思っています。

最後に(ココ重要)、MAL文化祭、もちろん日本のユーザーも参加可能です。詳細は以下のページをご確認ください。情報は随時更新していきます!

MAL文化祭VR会場公式サイト

それでは、文化祭当日、会場でみなさまとお会いできることを楽しみにしております。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?