モンテッソーリ教師あきえ

モンテッソーリ教師(国際モンテッソーリ協会ディプロマ)、保育士・幼稚園教諭。子ども…

モンテッソーリ教師あきえ

モンテッソーリ教師(国際モンテッソーリ協会ディプロマ)、保育士・幼稚園教諭。子どもの自立を助けるモンテッソーリ教育の子どもの見方や関わり方について紹介しています。

最近の記事

【チーム育児】チームで育児をすることの必要性とメリット

「70%」という数字が表していること みなさん、突然ですが「70%」、この数字は何の数字だと思いますか? この数字は「産前産後に実際に描いていたこととギャップがあった人」の割合なのです。 先日、産前産後のギャップについて調査を行い、500名以上の方から貴重なご意見をいただきました。 (答えてくださった方々、本当にありがとうございました!) 産前産後に子育てや様々なことにギャップを感じたという方が圧倒的に多く、多くの人がギャップを感じているのが現実だということがわかります。

    • コミュニティ「Park」が2周年を迎えて

      こんにちは、モンテッソーリ教師あきえです。 SNSでモンテッソーリ教育に沿った情報を発信したり、オンラインスクールMontessori Parentsを立ち上げ運営したり、ベビーブランドmu ne meを運営したりしています。 元々幼稚園教諭として働く中で、大人主導の教育に疑問を抱き、自身の出産を通して、「もっと子どもと中心に置いた教育に変えていく必要がある」とどこか使命感に近い思いを強く持ちました。 その中で、モンテッソーリ教育を学び、モンテッソーリ教師となり、今は「

      • 「自分」を楽しむことから始まる

        こんにちは。 「子どもが尊重される社会をつくる」ことをテーマに、モンテッソーリ教育に沿った子育て、教育についての情報を発信したり、セミナーを開催したりしているモンテッソーリ教師あきえです。 2021年1月出版の初著書『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』では、子どもへのかかわり方をより具体的にお話ししていますので、ぜひお読みいただけたら嬉しいです。 -------------- 「子どもが尊重される社会をつくる」ことをテーマに活動する中で、新たに2021年

        • 子どもを知れば余白が生まれる(『信じる子育て』に込めた思い)

          皆さんこんにちは。 この記事に興味を持って開いていただき、ありがとうございます。 Instagram、Voicy、YouTube、TwitterのSNSを中心にモンテッソーリ教育に沿って子どもや子育てについて情報発信をしているモンテッソーリ教師あきえです。 今日はいよいよ初めての著書『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』の発売日なので、ここに至るまでの経緯や思いを記録として記しておこうと思います。 出版に至るまでの思いそもそもどうして本を作りたいと思ったの

        【チーム育児】チームで育児をすることの必要性とメリット

          モンテッソーリ教師が選ぶ0〜2歳のおすすめ絵本

          皆さん、こんにちは! モンテッソーリ教師あきえです。 SNSを中心にモンテッソーリ教育に沿って子どもや子育てについて配信しています。 今回は、0〜2歳頃のお子さんにオススメの絵本をご紹介します。 目安として分かりやすくするために、「0〜2歳」としていますが、あくまでも目安なので、2歳以降でももちろん楽しめます◎ YouTubeでは、どんなポイントで選ぶのかについてもお話ししていますので、是非ご覧下さい。 noteでは、YouTubeでご紹介しきれなかった絵本をご紹介し

          モンテッソーリ教師が選ぶ0〜2歳のおすすめ絵本

          迷惑をかけることがあってもいいし、みんな子どもの時があった。

          皆さん、こんにちは。 モンテッソーリ教師あきえです。 noteでは、モンテッソーリ教育に沿って子ども・子育て・教育について書いています。 前回の振り返り今回は、前回の続きで「大人の一貫性をもったかかわり」についてお話ししていこうと思います。 前回、子どもが何か「やりたい!」「ほしい!」と言った時に、それができこと、その時は叶わないことで、大人が一度「それはできないよ」「今日は買わないよ」などと線引きしたのであれば、その制限に責任をもち、一貫したかかわりが大切ですよというお

          迷惑をかけることがあってもいいし、みんな子どもの時があった。

          子どもに「それはしないよ」と線引きをする時、何を基準にしたらいいの?

          皆さん、こんにちは。 モンテッソーリ教師あきえです。 noteでは、モンテッソーリ教育に沿って子ども・子育て・教育について書いていきます。 今回のテーマ今回はですね、 ということをお話ししたいなと思います。 これはですね、結構難しいです。 見極めるのは、難しいですし、迷うところなんですけれども、 まずポイントからお話ししますと、 「子どもの発達のために出ている欲求かどうか」というところで見極めたいなという風に思います。 「どういう事?」という感じだと思うので、今からお

          子どもに「それはしないよ」と線引きをする時、何を基準にしたらいいの?

          子どもにばかり求めてしまう私たち

          皆さん、こんにちは。 モンテッソーリ教師あきえです! さて、皆様いかがお過ごしでしょうか? ゆったりと楽しく過ごせているといいなと思います。 今回のテーマ今回はですね、 というテーマでお話をしていきたいなと思います。 これは、もうタイトルのままです!笑 私たち大人は、子どもが育つということを助けるために、日々「子育て」という作業をしているわけですね。 "子どもにこうしてほしい”とか"こういう力を育んでいってほしい”という思いから、さまざまのことを伝えたりとか、後は

          子どもにばかり求めてしまう私たち

          モンテッソーリ教育を学びたい方におすすめしたい書籍10選+α

          モンテッソーリ教師あきえです。 「モンテッソーリ教育のおすすめの本が知りたい!」というお声をよくいただき、その都度お答えしていたのですが、今回はおすすめ本をまとめてみることにしました。 ・子育てに沿ったモンテッソーリ教育の本 ・専門的なモンテッソーリ教育の本 に分けて紹介したいと思います。 【子育てに沿ったモンテッソーリ教育の本】子育てに落とし込まれていたり、家庭で取り入れられるような内容の本を中心にまとめてみました。モンテッソーリ教育の本を読んだことがないという方は

          モンテッソーリ教育を学びたい方におすすめしたい書籍10選+α

          子どもは育てなくていい

          子どもが生まれると、子どものことを「育てなきゃ」と思う。 確かに、誕生後赤ちゃんは自分で起き上がることも、お腹が空いたらお腹を満たすこともできない。守ってあげなければ、生きていくことができない。 でも、「育ててあげる」「育てる」という考え方は、どうしても大人が上に立った捉え方になりやすい。 「子育て」は「子どもの育ちを助けること」であり、大人が育ててあげるわけではない。 子育ての主役は誰なんだろう? 育っていくのは誰なんだろう? 誰の人生で、育っていくのは誰の課題なん

          子どもは育てなくていい

          もっと子どもは失敗していい。失敗こそが学びだから。

          「失敗や間違い」=「悪いこと」と感じている大人は多い。 でも、どうして「失敗はいけない」「間違ってはいけない」と思ってしまうのか。 それはきっと、「いい結果こそが大切」だという教育を受けたから。 その「結果」を出すまでの「過程」を重視するのではなく、どんな「結果」を出すのかを重視した教育スタイルがスタンダードだからだと思うのです。 だから、子どもを見ている時、子どもが”自分でやろう”とすることについ手や口を出してしまう。 ・失敗しないように ・間違っていることに気付

          もっと子どもは失敗していい。失敗こそが学びだから。

          子どもの人生は代われないから、今できること

          子どもは生まれてから自立するまで24年かかるとモンテッソーリ教育では考えられています。 でも、私たち親が自立するまでの24年の間、子どものそばにくっついて、いつも人生の切り開き方や困難の乗り越え方を教えれるかというと、それはありえません。 小学校にあがれば、親よりお友達といることが楽しくなってきて、その後はどんどん自分の世界を広げて、徐々に親のそばから離れていきます。 私たち親は、子どもが苦しい時、代わりに乗り越えてあげることも、悲しみを代わりに味わうことも、代わりに試

          子どもの人生は代われないから、今できること

          モンテッソーリ教育ってどんな教育なの?

          こんにちは。モンテッソーリ教師あきえです。 少し前からInstagramでモンテッソーリ教育についての投稿をしているのですが、Instagramでは書ききれないことをどこかで書きたいな〜と思っていたところ、noteに出会ったので始めてみました。 2017年、将棋界での藤井聡太さんの活躍によって日本では「モンテッソーリ教育」が一躍話題となりました。また、GoogleやAmazonの創業者たちがモンテッソーリ教育出身ということなど、度々話題になる「モンテッソーリ教育」ですが、ど

          モンテッソーリ教育ってどんな教育なの?