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バカンス振り返り 標高2000mのパーマカルチャー農園からボーフォール

主人がヴァル・トランスVal Thorensというヨーロッパで一番高いところにあるスキー場へ昔行ったことがあり、そこへ行きたい!というので
お隣のサヴォワ県にあるヴァル・トランスへ。

くねくね道が続き、気持ち悪くなる私。。。

やっと到着した山間にシェ・ペペ・ニコラというパーマカルチャーの農園とそこで採れた野菜や地元の料理を出すレストランがある。
9月の第2週に訪れた私たち。
レストランはもちろん閉まっていて農場管理をする人の姿もなし。

日当たり最高の立地だけど標高2000mは栽培期間も野菜の種類もかなり限られるだろうな。

マーモットが2匹!

人気のない畑をふらついてると、なんとマーモットが2匹、キャベツの残りを食べてる!
私たちが近づいても全く動じず、ひたすらもぐもぐ。

ハーブ庭園


池には太鼓橋風な橋
マスらしき魚が泳いでる。

魚のフンからの栄養素が溶け込んだ綺麗な雪解け水を与えられて
野菜も喜ぶだろうな。

ヤギはかなりの斜面で放し飼い

畑の向こうは見渡す限り、スキーのピスト。
この辺りはエピセアももみの木も生えてない。

この後さらに山を登りホテルやレストランの集まる町の中心部へ。
スキーリフトやレストランの工事に来ている人以外観光客は本当にゼロ。

Googleマップでレストランを調べると、開店と表示してある店も全部しまってる。
このままお昼ご飯は食べられずに帰ることになるか、と思って下っていくと


ランチメニュー18,50€

なんと、道路にレストラン オープンの看板発見!
<フランスあるあるでさ、看板のしまい忘れで行ったら閉まってるパターンじゃない?>と私。

<そんなことないだろー、看板出てるし。>と主人。
向かってみると
ちゃんと開いてたー!

山っぽい
内装もシンプルだけど山っぽくて良い
寒くて外で食べるどころではない。。。

入った時にはお客様はゼロ。
メニューは一つだけで選択肢はなし。

<前菜はピエモンテ風サラダ、メインはブランケット・ド・ヴォーだけどいい?>とマダム。
好きなものだったのでもちろんOK

ピエモンテ風サラダ、ジャガイモが酸っぱいマヨネーズ風のソースであえてあった。
ブランケット・ド・ヴォー 子牛肉の白煮込み

白いからクリームたっぷりで重たいと思われがちだけど、本当のブランケットは大量にクリームを入れたりしないので
意外とさっぱりしている。
ここでちゃんと一から手作りしてる優しい味がしてとっても美味しかった♪

レストラン業者向けの商品を売ってる大型スーパーへ行くとなんでも缶詰になって安く売られている。
パリの手軽なカフェレストランではそういうものを使う店が少なくない。
だから手作りだなっていう美味しい一皿に出会えると嬉しい。
そして田舎ではその率がやっぱり高くなる。

流石にこれは手作りではないだろうけど
食事はエスプレッソで締めくくる

コーヒーも美味しかった。

一年中開いてるのかとマダムに聞くと、
<バカンスに行くわけでもないし、工事の人とかいるから開けてるのよ。>

私たちの後から数人の工事現場の人たちが食事に来ていた。
一人はベジタリアンメニューを電話で先に頼んでおいたらしい。
<電話でベジメニューってお願いしたんだけどだいじょうぶかな?>とお客さん。
<何とかなるわよー。>とマダム。
気さくな感じがとても良い。

帰りも山間をひたすら走る。

イタリアの国境も近いはず。
途中で氷河が見えたけど、止まれず写真なし。。。

バイカーグループが何組か通過。
こんな道、最高に気持ちいいだろうな〜♪

峠までくるとさっきのバイカーたちが。
かっこいい!
自分のバイクでもないのにバイクと一緒に写真を撮らせてもらった。

そしてポルシェの集団も二組。
ひと組はスイスナンバー、もう一組はドイツナンバー。

民宿があってここで泊まれるらしい。こんなところで一晩越したら最高の星空だろうな。

この花の綿毛がいっぱい空に浮かぶ


峠を越えて湖を通過するとチーズで有名なボーフォールの町。
ちょっとだけ散策。

山間の田舎町って感じ。
でも世界中で有名なチーズ、ボーフォールの町の人たちはきっとすごく誇りを持っているだろう!
ヴォーフォールはサヴォワのチーズの中でも値段が高いイメージ。
うーん、またフォンドゥが食べたくなってきた〜。。。

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