大学生は海外旅行に行かなくてはならないのか?


こんにちは。久々の投稿になってしまいましたが、就職があと二週間強に差し迫り、「人生最後」の春休みを謳歌している真っ最中であります。

そんな「貴重」な期間に大人に言われる言葉。TOP1位は


「春休みなにするの?海外旅行行ったりするの―?」

です。


「どうしようか迷ってて…」とか「国内はいくかな」とかお茶を濁して答えると、


「社会人になったらまとまった時間取れないからさ、絶対海外行っといたほうがいいよー!後悔するよ?」


これ。


盛らずに20回くらいは言われた。まじで。

もちろん、先に社会人を経験している先輩からのありがたいアドバイスだと思います。ただね。


まず、なぜ大学生の長期休み=海外旅行なんだろう。

やっぱり一番華やかで目立つ時間の過ごし方だからでしょうか?大変なことだからでしょうか。話を広げやすいからでしょうか。(←多分これが一番の理由)お金がかかる娯楽が上級で、かからない娯楽が下級なのでしょうか。なんなんでしょうか。ええ?


次に、「社会人になったらなかなか行けないんだから、行っておいた方がいい」という理由は、果たして本質的なんだろうか。


旅行って、「ケルン大聖堂が絶対に見たい」とか、「リゾート地でゆっくり本が読みたい」という利己的な動機があってこそなのではないでしょうか。

もう我慢できないくらいの欲求とか人生で一回はこれを見ておきたい、食べておきたい、とかそういう心の底から湧き出る欲求を満たすためにお金を払い経験を買うのが旅行だと思っています。


もちろん私に前述のような質問を投げかけてくる大人たちを非難したいわけではありません。大学生の春休みはみんな海外旅行に行くもんだという考えから普遍的な質問をしているおつもりなのでしょうから、彼らは全く悪くありません。きっと自分が何か後悔することがあって、そんな思いをしてほしくないという気持ちからそう言ってくれているお優しい方もいることでしょう。

ただこの質問を20回受けた私はなぜ海外旅行に興味がないんだろう、と疑問を持ちました。そしてその理由を挙げてみました。


1.インドア

まず圧倒的にこれですね。おうち大好き。家でできるものが好き。映画本ボードゲームお手玉折り紙音楽鑑賞ギター。しあわせ。


2. 過去に受動的な旅行をし過ぎた

中学時代アメリカに住んでいたこともあって、アメリカの主要都市やヨーロッパに家族旅行をさせてもらっていました。でもその旅行は主体的なものではなく親が決めた観光地を巡る旅がだったので、「旅行」というとどうしても「観光地を見てスケジュールをこなす行為」だという意識が潜在的にあり、観光地に興味がない私にとってあまり必要のないことだと思ってしまうのです。また、末っ子で長期的に計画をたて行動するという経験を積んでこなかったので、計画を立てることが億劫だと思ってしまうのも私の不徳とするところなのでしょう。


4. 「一人じゃ危ない」の足枷

「海外には危険がたくさんあって、スリとかテロとか日常茶飯事で危ないのよ。一人で海外とか絶対ダメ!」という親を説得して行くほどのモチベーションがない。



ざっと挙げただけでも4つ旅行に行かない理由があるみたいです。


もし今の段階で本気で行きたいんだったら、一緒に行く友達がいないとかお金がないとかコロナなんだから自粛しろとかそういう障壁も取っ払っていけるはずだと思います。

極端に言えば「コロナだから仕方ないよね」で済むなら最初から行かなくていいんじゃないか、くらいに思います。(渡航禁止国だったら仕方ないけど)

だから行かない理由が薄まって、行きたい理由が明確になった時に行きたいなーくらいの気持ちで生きていこうと思ってます。


とはいえ春休みずっと東京にいるのもつまらないので、淡路島に行ったり京都に行ったり断食道場に行ったりします。東京にいるのも楽しいし、好きなように時間を使えるし、好きな人たちと一緒に時間を過ごせるし、卒業もできたので春休み普通に楽しい。それでいいじゃないか。




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