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ライス🍚センター🍚梅干し

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日の丸弁当って、ご飯が梅干しに群がっているみたいだよね。
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2019年7月の記事一覧

ライス🍚センター🍚梅干し-5

ライス🍚センター🍚梅干し-5

 この苛々は、生理前だからなのか、慣れない業務に日々溜まったストレスが私の眉毛をマナーモードにしているのかよく分からなかったんだけど、兎に角先輩が何事も無かったように他の社員と話しているのを見ているだけで「○○! アウト!」っていうお馴染みの効果音と共にケツバットしてあげたい衝動に駆られている日々が暫く続いて。
 それでもあの握り拳を包まれる感触が伝わってくると、溜飲がグッと収まるのは、もしかして

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ライス🍚センター🍚梅干し-4

ライス🍚センター🍚梅干し-4

 不思議なくらい、接点は同じ学び舎で過ごしたというくらいで。
 でもあれだ、部署も同じ総務。
 なんかよく分からないけど、お昼休みが終わると、あたしは両手を天に仰いで噴水のポーズをするみたいに伸びをする癖があって。
 握りこぶしをオフオワイトの仕切板に向けていると、必ずどこからともなく背後に忍び寄ってそっと上から掌を被せてくる訳よ。
 肩をビクつかせて後ろを振り返ると、唇の端を斜め上に向けた先輩が

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ライス🍚センター🍚梅干し-2

ライス🍚センター🍚梅干し-2

 高校行ってからは、なんていうの? 抜け殻? 燃え尽き症候群?
 いやいや、普通に高校生活を送っていたつもりだけど、達成感の無い毎日を送っててさ。
 今思うと、凄く勿体無い事をしていた気がするよね。
 そりゃあ、周りに合わせて流行りのファッションや音楽も付き合ってたし。
 彼氏だって何人か作った筈なんだけど。
 いつも、凄い虚無感に襲われていて。
 殆ど上の空の状態で、漸く目が醒めるのよ。
 高二

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ライス🍚センター🍚梅干し-1

ライス🍚センター🍚梅干し-1

 思えば境目は中学三年の卒業式。
 あの時、ずっと好きだった男子生徒に告白しようと最後の教室で会話をしていた時だったと思う。
 男子生徒の名前はもう思い出せないけど、その時のあたしにとってはかけがえのない存在で。
 高校受験という名の懲役で踠き苦しんだあたしの学校生活に、唯一色彩を付けてくれていたのは確か。
 他愛も無い、今まで楽しかったねー、高校行っても忘れないでねーとか、そんな話の中で、いつ切

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