#52 RIZINチケット高騰問題
超RIZIN、RIZIN.38の大会概要が発表され、堀口恭司が2020年大晦日以来の参戦という嬉しい発表があった一方、「チケット代が高い」と反発の声がSNSに多数投稿されていました。
「THE MATCHより安い」と前置きがあった上でチケット代が発表されたのですが、確かに最高値のVVIP席は200万円安くなり100万円になった一方、最安値のA席は1万円高くなり2万円の価格設定でした。また、他の席種も同様に高い価格設定がなされていて、全体的に値上げした価格設定となっていました。
前々から格闘技のチケットは高いと思っていましたが、他のスポーツのチケット代の相場がいくらなのか、いい機会なので調べてみました。
以下、他のスポーツにおける、ビッグイベントのチケット代の最高値と最安値。
プロ野球(日本シリーズ)
サッカー(日本代表戦)
パリ・サン=ジェルマン ジャパンツアー
サッカー(W杯2002 日韓共催大会)
ボクシング
オリンピック(TOKYO 2020)
ラグビー(W杯2019年日本大会)
まとめ
人気、開催頻度、収容人数等、単純比較できない面が多々ありますが、概して格闘技のチケット代は高いですね。
RIZINのVIP席は毎大会10万円なので金銭感覚が麻痺し、適正価格のように感じて、もはや話題にもなりません。
野球やサッカーのように低価格帯の席を設けて、格闘技に興味を持ち始めた人たちが、気軽に足を運べるようにすることも、裾野拡大の経営戦略の一つにならないでしょうか。
来場者が増えれば、会場に熱気が生まれ、選手たちのモチベーションも上がり、好試合が生まれる可能性が高まるはずです。好試合が連発すると観戦に満足した観客はまた会場で観たいという衝動にかられて、次はより良い席を購入してみようと好循環が生まれてくると思います。
あとがき
超RIZIN、RIZIN.38の新たな配信環境として、ABEMAが加わったことが発表されましたが、価格についてはまだ未発表です。
THE MATCHで、フジテレビが大会直前に放送を中止したことを考えると、今大会の地上波放送は厳しいと考えるのが適当で、PPVの料金設定ははたして従来のままなのか、チケット代同様値上がりするのか、戦々恐々です。
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