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男の私が1年間の育休とってよかったこと

育休のいいところは色々な人がまとめている。以下の人の男性育休の記事を読むと育休が取りたくなると思う。私が言いたいことのほとんど書かれている気がする。

私は第二子が生まれた後、生後半年になってから一年取得したので、上記の方と状況は少し異なる。

生まれた直後が母子ともに一番ハードだと思うので、育休もそのタイミングにとるのは良いと思う。ただ、色々な検討の結果、私は生後半年からの取得となった。結果としては、生後半年以降に育休を取得しても、とても良いものだった。

以下に、自分の振り返りとして良かったことをまとめておく。

【家族】子供の成長を近くで見られた・子供のことをよく考えた

子供のちょっとした変化、成長に気づけるようになる。沢山の笑顔を発見できる。土日子供を見ているだけでは気づけなかったことたくさん。

そして、子供のことは本当によく考えたと思う。
・どうしたら子供が理解できる、出来るだろう
・どうやったら子供が楽しいだろう
・次は子供にどんな挑戦や発見ができるだろう
・なんで子供は今そんな行動したのだろう、どう感じただろう
などは良く頭の中に出てきたキーワードだと思う。育児や家庭の主語が子供になったなと思う。

【家族】家族の絆が強くなった、もっと仲良くなった

ダブル育休だったことも大きいと思う。子供だけでなく、妻とも沢山笑い、喧嘩し、この一年を乗り越えてきた。この先も色々な困難があるだろうけれど、なんとかやっていけると思っている。

【家族】子供に好かれた

本人達が口に出してそう言っているわけではないから確信はないが、多分私のことを好きだと思う。少なくとも嫌いではないはずだ。

娘が大きくなればどんなに頑張っても嫌いになる時がくるのだから(思春期とか)、今だけでも好きになってもらえたのは良かった。

【成長】ワンオペが怖くなくなった

育休中にワンオペ育児ができるようなった。掃除、料理、洗濯などの家事スキルが1人暮らししている時よりも上がった。これからも、家事も育児も夫婦で協力してやれるといいな。サポートできるといいな。

【成長】育休中の女性の気持ちが前よりもわかった(かも)

出産前の不安や準備の大変さは、妻を通じてしか感じられなかったけれど、出産後のミルクで寝れない日や(授乳の大変さはわからずごめん)、初めてだらけの育児、孤独感、単調な日々、育児のストレス、、、そういう大変さを自ら体験して、体が理解した。男性が土日だけ育児をして育児した気になってはいけない。それが何ヶ月も何年も続くことへの大変さや、社会と隔離されたような疎外感などそういうのをわかって初めて育児の大変さがわかるんだと思う。私も結局育休一年分しかわかることができなかったけれど、学びが多かった。

【成長】社会に興味をもった

育休取得率や、育児休業給付金、国の制度、政策など調べる機会が増えた。官公庁のホームページを徘徊したり、資料を読んだりすることがこんなに増えるとは思わなかった。子供を育てることは国や自治体のやることに興味を持つことになった。そして、育休中はそういうことを調べる時間もあった。1次情報を調べる癖が前よりもついた…かな?(Twitterの時間は間違いなく増えたけれど。。)

【成長】お金のことをちゃんと考えるようになった

今まではなんとなくの収支で赤字にならない生活ができていれば、細かい支出は気にしていなかった。しかし、育休中の給付金は働いている時よりも少ないし、給付金がない時期もあった。そうなると貯金でやっていけるのか、どのくらい貯金は減るのかなど考えることになったし、生活費にどのくらい無駄があるか、毎月睨めっこすることになった。これから子供が大きくなることも考えると、こうして無駄がないかをチェックする習慣がついたのは酔った

【おまけ】痩せた

育休取得開始前65kg以上あった体重が育休取得終了時には60kgくらいになった。子供に合わせた味付け、バランス、食事時間になったことで食生活が著しく改善されたことと、子供と一緒にたくさん遊んだことが理由だと思う。お酒を飲む量は育休取得前よりも増えているにもかかわらず、だ。それだけ育児ってハードということかもしれない。

【まとめ】育休とって良かった

個人的には育休はとって良かったと思う。家族のためには間違いなくとって良かったと思うし、自分自身も仕事とは違う力が伸びたと思う。もちろん楽しいことや良かったことばかりではないけれど。

育休は育児をすることだけが目的ではなくて、「自分たちの家族のあり方を考える」機会にもなった。なんとなく進んできた夫婦、家族が同じ方向を向いていることを確認する、向き直るための良い機会だったと思う。

私はぼんやりしていたから、妻に言われて育休を意識したが、それでも十分に価値のある経験だった。本当は子供を作る前から育休について話をした方が良かったし、話せたらともっと良かったなあ。

育児は、親族、地域、国の助けなどトータルで考えて最適解を見つける必要があると思うけれど、きっとその解はしばらく出ないだろうし、それぞれ正解が異なるとも思っている。だから、まずはどうしたら自分たちの家族が幸せになれるかを考えるための選択肢の一つとして育休はとても良かった。

いつか息をするように男性が育休をとる世の中になるかな。そのためにはまだまだ解決しないといけない世の中課題はたくさんあるだろうけれど、そんな世の中も悪くないんじゃないかなと思う。


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