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【日記】失敗した朝にちょっといい朝食を

昨晩から今朝にかけての私はいまいち波に乗れなかった。
同棲中のパートナーと外食をし、
一通り楽しんだのちに帰宅したのだが
パートナーが会社の同僚に招集されてしまい、近所の飲み屋へ。

満腹だった私は、その会への参加は見送り
ゆっくりおひとり様タイムを満喫していた。
帰宅後一緒に見ようとおもった映画は次回に持ち越してしまった。

まあ、それはよい。
自分なりに楽しい時間を過ごし、さあ眠ろうと思った矢先
パートナーは帰宅した。
ご機嫌な様子で、先ほどまでの会のあらましを聞かせてくれる。
出かけるときは憂鬱そうだったが、いざ参加すれば大体楽し気に帰ってくることになるのだ。

まあ、それもよい。
問題はここからだ。私はパートナーの聞き手役を務めるうちに
すっかり眠気が覚めてしまっていた。
対するパートナーは、飲酒も相まってすっかりお休みモード。

私は人の寝息が苦手である。
とても人として何か欠落しているワードだが、
他人の寝息を聞いてしまうと、ストレスが溜まって到底入眠できなくなってしまうのだ。
日常なら、うまく躱すが、
今日は私が先に眠れるはずだったのに・・・
加えて居酒屋の匂いたっぷりの髪の毛そのままに眠りにつくパートナーを恨めしそうに見つめることしかできない私。

心なしか寝返りの際も、オーバーアクションになってしまう。
・・・っていうかシャワー浴びてこいよう!!

こうやって私が眠れずにいると、
じきに寝ぼけながら彼が
「俺がわるいんだ、俺のせいで眠れなくなってしまったんだ・・・」
と落ち込みだすのも目に見えている。面倒くさい。

気付けば6時45分
近所のコーヒーショップは7時開店だ。
いまから支度をすれば、
出勤時間の人々と再び足並みをそろえることが出来る!
こうして今私は、コーヒーとパンの香り漂うシックな朝を迎えている。

すっかり朝活をしている社会人に擬態が成功したわけだが
私がわざわざPCを立ち上げて執筆するのはこの愚痴である。
以前ヘソは曲がっているが、おいしいクロワッサンに免じて
今日は素敵な一日になる、ということにしておこう。

硝子戸のむこうから、彼がごめんねって寝ぐせ姿でやってきたらいいのにな

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