ブドウの木の交代

10年頑張ってくれたブドウの木達。今年で新しい木にバトンタッチです。

最初に植えた時は根域制限といっても根っこの領域を制限する栽培でした。それがうまいこと育たずに納得いかなかった当時の園主は、土に植え替えました。そこからがまた苦悩の始まりでした。土におろしたので、枝が低くなり作業性が悪くなり、それを仕立て直すのに3年かかりました。結局、仕立て直しても思うような房が作れず、着色もうまくいかずでとうとう交代することになったのです。

「農業は思い切りが大切。もったいないっていってられない。」と聞いたことがあります。それが今年なんだなと感じました。なんとなかるかも、もったいないしとひきずってきた3年間。結局大した収益にもつながらず、悩みのたねとなり心を重くしていました。

指導に来てくださる方達にも、ここは見せたくないというハウスでした。そんなハウスでブドウを育てていても楽しくないですもの。(もう1棟、絶対に見せたくないハウスもあるんです😅これまた今年は大改植する予定です。そんなのばっかりです。)

次の園主もんちゃんは今、長野で頑張っています。遠い長野のもんちゃんに相談しながら伐採を決めました。藤稔を伐採してクィーンニーナを育てます。安芸クィーンは交代です。安芸クィーンは着色も房作りもうまくいかないらしく、石川の長年続くブドウ園の方も栽培をやめたようです。だけど、あの美味しさは失いたくない❣️懲りずにまた新しい苗を植えました。今度はちょっと変わった仕立て方に挑戦したいと思っています。うまく行くといいな〜。

ちょっぴり元気のない苗木ですが、来年は遮るものがないのでぐんぐん伸びてくれるはずだと信じて、育てます。

(文責：りーちゃん)