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ハイブリッド(対面×Zoom)で初の全社開催!約800名が参加した社内カンファレンスManabiCon#7の様子

MonotaROでは業務を通じて得た学びやスキル・教訓を広く共有する社内カンファレンス”ManabiCon”を毎年開催しています。
今回はMonotaROの自発的な成長意欲を促し支援する成長支援の一環として、職種を越えて学びを共有する、この”ManabiCon”についてご紹介します。是非チェックしてください!

  • ManabiConとは

概要
ManabiConは、業務を通じて得た学び(Manabi)を、各プロジェクト内で振り返るだけでなく社内の公式な発表の場(Conference)で職種を越えて共有するというコンセプトで実施している社内カンファレンスのことを指します。

ManabiConは、発表者にとっては日々忙しいなかでも意図的に自分の業務を振り返るきっかけにしてほしい、また聞き手にとっては他のチームの人がどんな仕事をしていてどんな視点で学んでいるのか知ってほしいという想いを込めて実施しています。

過去からの変遷
初回開催時である2021年は社内のエンジニア中心のイベントでしたが、「エンジニアに限定せず、他職種のメンバーにも参加してもらうことでより多角的な視点からの振り返りが得られるのではないか」という期待から、2023年から全社向けの実施を始めました。
全部門を対象にした実施は、今回で第2回目となりました。

▼参考
2023年 全社向け初開催時の記事
全部門参加で過去最大の盛況!社内カンファレンスManabiCon#5の様子
2021年・初回開催時の記事
敢えて公式感と敷居を高めた社内テックカンファレンスを開催する理由|100人超のエンジニア組織の組織学習事例


  • ManabiCon#7の開催の様子
    ManabiConでは複数の発表を同時進行しており、聞きたい発表があれば自由に参加してもらう形をとっています。

第7回目を迎えた今回は、全部門からの発表エントリーがありました。また聴講者として約800名が参加し、過去最大の参加者数となりました。

  • 発表テーマ(抜粋)
    ManabiConの発表は「取り組みや学びを共有したい」という考えで自らエントリーした有志と、「このチームの話を聞いてみたい!」という他者推薦を受けた方が行います。今回は、合計19部門・室、33組の方に発表いただきました。ここでは発表テーマの一例をご紹介します。

テーマの一例

例えば、同じサービスや案件に関わる内容でも、異なる部門からの発表を聞くことで、それぞれの視点での繋がりを知り、理解を深めることができるのがManabiConの良さでもあります。

過去のManabiConで発表された内容の一部は、MonotaROTechBlogにも公開していますので、気になる方はぜひ覗いてみてください。

▼MonotaRO TechBlog
イケてるダッシュボードを作りたい!アナリストが自分自身の仕事を分析してみた
データ基盤の分散管理を考えるのに チームトポロジーを活用して整理した話


  • 交流の様子
    当日は発表と並行して、対面での質問はもちろん、Zoomのチャット機能やSlack(社内コミュニケーションツール)上で、リアルタイムで感想を共有したり、質問をしたり、情報交換ができるようにしています。

今年は、オフライン・オンラインハイブリッドでの開催ということもあり、発表を盛り上げる内容だけでなく現地の模様など、部門を越えてSlack上でのコミュニケーションが飛び交いました。

Slackでのコミュニケーションの様子

実施後のアンケートでは約6割以上がSlackを利用してコミュニケーションをした、と回答しています。
発表者が登壇中の聞き手のリアクションを見れるのはもちろん、セッション終了後にも質問ができるなど、話し手と聞き手の間で双方向のコミュニケーションが容易にとれるようになっています。

  • 参加者からの声

アンケートの結果、当日開催された9セッション(1日で視聴可能な最大セッション数)のうち半数以上の参加者が7セッション以上に参加したと回答され、興味の高さが伺える結果となりました!
参加できなかった人や、聞きたいセッションが被ってしまい聞けなかった方に向けて
MonoChannel(社内動画ポータル)上でも後日配信されるので、いつでも見返せるようになっています。

また、開催後に実施したアンケートによると、「オフライン&オンラインのハイブリッド開催がよい」と回答した過多は9割以上。
中には「移動などを考えてオンライン・オフラインを選べたのでハイブリッド開催がちょうど良かった」といった声が上がっていました。


  • 参加者からの感想

ManabiConに参加した発表者・参加者・運営委員の生の感想をそれぞれご紹介します。

  • 発表者

    • 「自分たちの業務の大変な点や目指している点などをPRする場になったし、自分達では当たり前にわかっていることでも、関わりの薄いグループにとっては学びになるということがよくわかりました。

    • たくさんの方に見ていただき、発表後に、色々な方とSlackや対面でやり取りをできたことがすごく印象的でした。存じ上げてない方からDMを頂いたり…発表者側として参加したことに、大きな価値を感じています。」

  • 参加者

    • 「日頃あまり知る機会がない部門の業務の内容を知ることができ、非常に良かったです。他の人がどんなことをやってどんな学びを得たのか一気に聞ける良い機会でした

    • 「普段の自分の業務と近い他部門の発表が特にためになりました。セッション発表者の皆さんともに、資料のまとめ方や話し方ともに大変うまく、この辺りのプレゼンテーション力も大変勉強になりました。」

参加アンケート回答者のうち、約9割は、業務に活かせる度合いを5段階中4以上と回答しており今後の業務につながる学びの場となっています。


  • 当社の考える、学び・成長の必要性

ManabiCon#7では、冒頭に社長の田村の基調講演も行われました。
基調講演には、オンライン・オフライン合わせて300名以上が参加し、社長がどのようなことを軸に学んできたのか、そしてMonotaROに入社してからどのように学んでいるのかについて知ることができました。以下内容を抜粋して紹介します。

座右の銘:学習して頼られる人材になるしかない
これまで転勤族だったこともあり、行く先々で学ぶことにより居場所を作ってきました。
学びの転機は社会人3〜4年目。中々上司から評価がされない、分析しても使われないといったことが続きました。その際に、仕事を前に進めるという面での自分自身の能力不足に気が付き、論理構成力のパターンを覚え、その場に合ったアウトプットを行うこと、社長の思考を把握すること、上手な人のパターンから学ぶなど様々な個人としての学びをノートに書き込み、実行しました。
そういったことを繰り返して約2年後、書き込んでいたノートを見返さなくても、自然とパフォーマンスを発揮できるようになりました。
このような経験から、仕事を前に進めることができるようになる事を実感し、「学びを仕事に活かせる喜び」を得られるようになりました。

MonotaROに来てからの学び
入社当初は誰にどう聞いたらいいか分からない状況下でした。そんな中で学習して頼られる人になるしかないと思い、例えばSQLについても、社内の勉強会資料をもとに自身で勉強しました。
MonotaROに入社して感じたのは、新しいことにチャレンジしているので圧倒的に未知の挑戦がすごく多いということ。データサイエンスの活用・新倉庫の開設などこれまで自分には経験がないものも多く、学びの種類がまた変わりました。
探索していったり、新しい課題を自身の組織にどう落とし込んでいくかを考えるようになりました。
マインドセットも自分軸だったところが、「大好きなこの会社がいかに社会に貢献できるか」を軸に考えていくことに変わっていったと感じます。
    
学びにおいて大切にしていること
・学びを活かせることへの感謝
・前向きな好奇心
・主体性・当事者意識(仕事を前に進める上での当事者意識)
特に源泉となるのは学びを活かせること。学びを活かせる環境があるということは、本当にありがたいと感じます。
また、過去は、自分の能力を出すことに重点を置いた当事者意識があったのですが、仕事を前に進めるという意味での俯瞰した当事者意識は持てていなかったと感じています。
今は全体を見て、課題に対して何をどう学び、それを共有し、活かしていくかを考えています。

ヘンリーフォードの「Keep Young」という言葉は当社でもよく使われています。
学ぶことをやめた者は20歳でも80歳でも老人である。
学び続ける者は若い。人生で一番大切なことは、心を若く保つことである。
この言葉のように、MonotaROのメンバーが学び続け、社会に貢献し続けるためにも、ManabiConは非常に重要な機会だと感じています。

  • 最後に

いかがでしたでしょうか?
今回は、MonotaROの成長支援の一例をご紹介させていただきました。
MonotaROでは自ら学び、仕事を通じて成長したい方からのご応募をお待ちしています!