ぱんちゃん逮捕にみる格闘技界の問題

ぱんちゃん璃奈こと岡本璃奈が逮捕されました。
おそらく知らない方も多いと思うのですが、
格闘技界隈では有名人で、
可愛い格闘家ということになっています。
キックボクシングで１３試合無敗だそうです。
ただKOは２試合のみで残りは判定。
格闘技界が盛り上げようと判定は偏っているのではないかという噂もありますが、
僕はこの人の試合を１試合も見ていないので、
なんとも言えません。
見てないのにどうこう言えないので、実力で無敗と仮定しましょう。
小さい大会では大会主催の団体の選手を勝たせるように判定が動きますが、
トップになると全くないとは言いませんが、
小さい大会ほどはないだろうというのが実力で無敗と仮定した背景です。

さて、何も知らない人は格闘家が犯人の事件と言われたら何を想像しますか？
暴行、傷害、殺人、それらの未遂や
過失傷害や過失致死といったところでしょうか？
もしくは車の運転関係で飲酒あたりでしょうか？
流石に有名人は危険運転をしないか、などなど。

正解は『詐欺罪』です。

それも那須川天心選手や武尊選手のポスターを偽造し、
サインも偽造したそうです。
そしてチョンバレという、、、

ファンがオークションサイトで落として、
それがファンなわけだから偽物と見抜いて
警察に通報、お縄になったという流れです。

ある番組では美容代込みで、
月１００万ぐらいかかっていたらしく、
そのお金の捻出に苦労した結果ということらしいです。

は？

だから？って感じです。
月に１００万かけてもいいと思うし、
なんなら２００万でも３００万でもいいと思うんです。
自分の収入に見合っていれば。
それを自分の収入に見合っていない生活をして、
お金が足りないって馬鹿げていませんか？

ファイトマネーが安いからだという意見もありましたが、
それはかなりナンセンスで、
ファイトマネーが安いからお金を稼ぐために詐欺をしようとはならんのです。

格闘家のファイトマネーが安い問題はあると思います。
もっと評価が上がってくれたらなとも思います。
ただ、ファイトマネー安い問題と今回の詐欺事件は全く問題が違います。

今回の問題は『格闘家アホが多い問題』です。

これは仕方のない部分もあるのですが、
ヤンキー上がりが多いのです。
それが全てというわけではないのですが、
更生の物語として使われることが多いのです。

結果、頭の悪い人が大きいお金を手に入れることになるのです。
ただ、それはあくまで一時的なもので、
ブームが去ったり、怪我がつきものの競技なので、
怪我で戦線離脱するといきなり収入を失くすのです。

そして、一度あげた生活水準を下げることができず、
借金や安易にお金が手に入ると思った詐欺に手を染めるのです。

これはあるあるで、
普通の人なら働こうとかになるのですが、
普通に働いても手に入らない額を一度手に入れてしまっているので、
なかなか普通の仕事というやつができないのです。

一度あげた生活水準を戻すのはかなり意識しなければなりません。
そういったことを正しく積み上げられる人は
そもそもヤンキーにはなっていないわけで、
ヤンキーになっている以上、基本的にちゃんと学校に行っていないので、
計算ができない。
収入以上の支出はダメなんだよとか、
それで生活を維持するためには収入を増やすか、
支出を減らすかなんだよとか、
当たり前のことができないのだ。
もっというとそもそも犯罪はダメなんだよって話なのだが、
ヤンキーは暴力、喫煙、万引きやカツアゲみたいな、
犯罪に対するハードルが低いのだ。

それらがあいまって今回の『格闘家がアホが多い問題』につながるのだ。
大部分の選手はバイトをしながら格闘技をしたり、
選手寿命の長い競技ではないので、
引退して次のステージに進んだりしているのだ。
それをこういった一人がいることによって、
格闘技界全体の格を下げるし、
挙句詐欺の材料に他の選手のサインやポスターを偽造するって、
他の選手の足まで引っ張っている。

今回は実際の罪状以上に格闘技界が背負う罪が重いと思う。
僕は格闘技が好きだし、盛り上がってほしいので、
お金がほしいならモラルも意識すべきだと思う。

真っ当な人が業界の上に立ち、
真っ当な業界にしてほしいなぁと思ったりしています。
上層部もおかしい人が声大きかったりするんだよなぁ、、、