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歯並びと姿勢と子育てと

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歯並びと姿勢の関係について投稿しています。
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2022年7月の記事一覧

子どもの質問が無邪気に難しい

ある日5歳の子どもが不意に言った。 「不満の不(ふ)って何?」 僕は答える。 「否定の不(ふ)だね。〜ないとかいう意味かな。」 子どもは考えながら言った。 「じゃあ、信号がなかったら『不信号(ふしんごう)』? 車がなかったら『不車(ふくるま)』?」 僕も段々わからなくなってきた。 「そういう言葉はないなぁ。多分、形あるものの否定には使わないと思う。」 子どもは考える。 「だったら、死ぬだったら『不死なない』?生きるだったら『不生きる』?」 僕も内心もうわからんぞと思いながら答

武術物理学(自分の力で怪我)

特にトップアスリートになると力が強過ぎて、 自分の力で怪我をするということがよくある。 野球選手であれば、バットを空振りして手首を骨折とか、 サッカー選手であれば、ボールを蹴るのを空振りして 膝を痛めるとか、 ラグビー選手なら走り出した瞬間に靭帯断裂などだ。 僕の考えでは人間の身体をうまく使えていたら、 自分の力で怪我をするようなことはないと考えている。 僕がずっと提唱しているヒトの身体の機能で、 『力の流れの方向を変える』という機能がある。 これは自分の身体の中に流れ

武術物理学(パンチ編)

みなさんはメイウェザーのジャブを見たことがあるだろうか?🥊 正直、人が認識してから動いてかわせるスピードではない。 むしろ、人が出せるハンドスピードなのか?とさえ思う。 あのスピードに匹敵するジャブを打てるのは世界広しといえども、 井上尚弥ぐらいだろうか? 僕はあのジャブを見て思ったことがある。 ヒトという動物が意識して出せるパンチのスピードではない。 メイウェザーや井上尚弥を見てわかるように、 スピード重視で軽いわけではない。 相手を崩したり、ストレートだと言われる威力も