mono_kaki

低浮上気味 詳しくは『初投稿』で

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最近の記事

醜悪

茹るような夏の暑さが部屋に差し込み、音という音全てをぼやかしている中、真っ直ぐに届いた音を聞き分けていた。 「続いてニュースの時間です。速報が入りました。」 圭吾はリビングのテレビを見つめながら、コンビニ弁当を食べていた。一方圭吾の左前にすわる姉の恵美は、箸を右手に持ったまま肘をテーブルについて、スマホを左手で操作して画面を見続けていた。テーブルの上には配達で注文したのだろうか、少し高級感のあるサラダボウルが置いてあり、圭吾のことは気にも留めない様子であった。 「先日〇

    • 私が怖いと思うのは 鼓動が早くなるのを感じた時 次の瞬間に心停止して 別の世界へ飛ばされるのではと 思ってしまう 同じように思う方います?

      • お久しぶりです 卒論もようやく完成、来月から新社会人になります ぼちぼちnote再開します 今後ともお付き合いください

        • お久しぶりです、Monoです。 中々投稿できてません。すみません。 今後も卒論等に力を入れるため、更新頻度は少なめですがよろしくお願いします!!

        • 私が怖いと思うのは 鼓動が早くなるのを感じた時 次の瞬間に心停止して 別の世界へ飛ばされるのではと 思ってしまう 同じように思う方います?

        • お久しぶりです 卒論もようやく完成、来月から新社会人になります ぼちぼちnote再開します 今後ともお付き合いください

        • お久しぶりです、Monoです。 中々投稿できてません。すみません。 今後も卒論等に力を入れるため、更新頻度は少なめですがよろしくお願いします!!

          ビビッドピンクな瞬間

          森下未早矢(もりしたみはや)は某県立高校に通う高校2年生。成績も中の上くらいで、部活で取り組む競泳は結果が伴わなかったものの、周りからは真面目で頑張り屋だと思われていた。ただ彼女は日頃から自己肯定感が皆無だった。 同じ部活に所属し、同学年の小田原瞬(おだわらしゅん)はとにかく自分にも人にも厳しいストイックさと非常に高いプライドを有していた。練習には一切の抜かりなく取り組み、また早くから進路を決め勉学に励んでいた。 将来をまだ明確に決めきれていない未早矢にとって、しっかりし

          ビビッドピンクな瞬間

          「(前略)自分の目で見ることのできぬ苦痛はどんな人間でも本当に分かち合うことはできないという、恐るべき無力さを証明するのであった。」-カミュ『ペスト』

          「(前略)自分の目で見ることのできぬ苦痛はどんな人間でも本当に分かち合うことはできないという、恐るべき無力さを証明するのであった。」-カミュ『ペスト』

          依存

          「鍵無くしたから探して」「本当に使えないなお前」「今はダルい」が機嫌の悪い時の常套句である彼との交際がもうすぐ3年を迎えようとしている。 特に不満が無かった。機嫌が悪くなければ、大好きといってスキンシップをとる。喧嘩も殆どしないし、周りから見れば「安定」していた。 でも余りにも何も出来なさすぎる。最近ようやく洗濯を干すことは頼めばやるようになった。付き合った当初は料理ができるといって一度だけグラタンを作ってくれたが、それ以降もう彼の手料理は食べたことがない。「君の料理が美

          初投稿(自己紹介と抱負)

          はじめまして、monoと申します。あと投稿を見てくださり、ありがとうございます。簡単に自己紹介と今後どうするか書いていきたいと思います。 年齢 21(大学4年生) クレープ屋でアルバイト 趣味 料理,読書,観光,スキー,音楽鑑賞,ゲームetc. といった感じです。大阪などに住んだことがあったりと、幼い頃から周りよりいろんな経験をしたと思います。 このnoteを通じて以後短編等を投稿したいと思います。私が影響を受けた書籍は 小学生の頃読んだ梨木香歩『西の魔女が死んだ』

          初投稿(自己紹介と抱負)